ゴジラやエヴァンゲリオン、阿修羅像など人気キャラクターや仏像の精巧なフィギュアで知られる『海洋堂』(大阪府門真市)とコラボレーションした特別展「海洋堂と博物館ーフィギュア・ジオラマ・日本文化ー」が、兵庫県姫路市本町の兵庫県立歴史博物館で開催されている。
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同館の開館40周年と姫路城の世界遺産登録30周年を記念して企画されたもので、海洋堂がまだ一模型店だった時代の作品から1980〜90年代のガレージキット、2000年代の食玩、最新のアクションフィギュアやカプセルフィギュアまで、海洋堂のあゆみを物語る作品を一堂に公開。
2004年のヴェネツィア・ビエンナーレで話題となった新横浜ありなや『北斗の拳』の主人公ケンシロウとのフォトコーナー、フィギュアとジオラマを使ったクイズコーナー「海洋堂からの挑戦状」もあり、たっぷり時間をかけて楽しめる内容になっている。
海洋堂作品に見られる「日本文化」への志向を、妖怪や仏像、郷土玩具、浮世絵などといったジャンルに分け、歴博が所蔵する本物の歴史資料と対比して並べたというユニークな展示手法にも注目だ。
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7月15日に行われた開会式には斎藤元彦知事も出席し、閉会後には一般客に混じって鑑賞。斎藤知事は「芸術文化も兵庫の価値を高める重要な要素。特に今回は老若男女問わず楽しめる内容なので、より多くに来館してもらいたい」と話していた。
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会期は9月3日まで。観覧料は大人1000円、大学生700円などで、高校生以下は無料。
(取材・文=播磨時報社)