セルフレジで「お会計していない商品が…」と店員がお声がけするシーンを目撃 「やっぱり万引多発?」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

セルフレジで「お会計していない商品が…」と店員がお声がけするシーンを目撃 「やっぱり万引多発?」

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「ワシの知るスーパーの場合、
・セルフレジにカメラがあって手元と顔を録画されてる
・手元の画面はレジ上部の画面に映し出されてる(これは他の客にも見えてる)
・セルフレジ全体も防犯カメラで捉えられている
不正があった場合、顔と車のナンバーや自転車の登録番号の画像を見て後日自宅に来客が来るよ」

「大きな声では言えないけど、私、一回やってしまったことがあります。 紙系のものを2個買ったのに、重なってたことに気づかなくて、セルフレジでは一個分ピッ、と。他にもいろいろ買ってたから何も思わなかったけど、家に帰って商品とレシート見比べてヒィっ!てなりました。 お店に電話して支払いに行きました……」

「セルフレジを済ませ、子どもが乗っている車タイプのキャラクターカートを押しながら帰ろうとしたら、店員さんに止められ、???となったけど、子どもを見てみるときゅうりをかじっていました……」

「僕は心配性なので、セルフレジで万が一打ち間違えて万引きになったら嫌なので、基本的に店員さんのいるレジを利用している。もっと間違いの起こらないシステムに進歩してほしい」

 意図せずセルフレジで会計ミスをしてしまい焦った、セルフレジは間違えそうであまり使いたくない、といった声も多く寄せられました。しかし人手不足などの背景により、セルフレジの設置は年々増加傾向となっています。

 一般社団法人全国スーパーマーケット協会、一般社団法人日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会による『2022 年スーパーマーケット年次統計調査報告書』では、スーパーマーケットのフルセルフレジの普及率は25.2%、セミセルフレジ(決済のみセルフレジ)の普及率は75.1%となっています。

 食品スーパーに限らず、UNIQLOなどの大型アパレル店や、ダイソーなどの100円ショップでもセルフレジの導入が進んでいます。レジ業務負担の軽減により、商品補充や売り場管理、接客などの他業務へ集中できることがメリットとされています。

 とはいえSNSでは、故意・過失含めさまざまなトラブルの体験談や目撃情報が集まり、まだまだ課題は多そうです。セルフレジ導入の背景やトラブル発生状況について、株式会社大創産業に聞いたところ、以下の回答をいただきました。

「セルフレジの導入は都市部店舗を中心に進めておりますが、当社全体ではまだまだ始まったばかりの段階にあります。
 導入の主な目的は多様なお客様へのサービス向上です。当初より、当店で初めて使われるお客様も想定されておりましたので、レジ付近にはスタッフを必ず配置しご案内をしております。カメラの有無についてやこれまでのトラブルなどの詳細につきましてはお答えできかねます。
 今後もサービス向上を図りつつ、試行錯誤で進めていければと検討している段階にございます。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。」

 安定したサービス供給のために加速するセルフレジ化ですが、店舗側もお客様側の操作慣れも、まだまだ過渡期といえます。セルフレジの種類・形態も多様化してきていますが、セルフレジがモラルハザードの温床とならないことを願うばかりです。

(取材・文=ししまる555)

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