大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日 184日間)の記念貨幣の打ち初め式が7日、造幣局(大阪市北区)で開かれた。造幣局では万博開幕までに、500円~1万円の硬貨計5種類程度を3回に分けて発行する。


第1弾は1000円銀貨5万枚が製造され、8月28日まで造幣局オンラインショップのみで販売される。硬貨は純銀製で、重さ31.1グラム・直径40ミリ。大阪・関西万博のロゴマークを、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま 大阪市此花区)とともにデザインしている。裏面に 『2025年日本国際博覧会ロゴマーク』をあしらい、マークの一部に「虹色発色加工技術(※)」を用いてデザインしている。
※「虹色発色加工技術」とは、微細な間隔に刻んだ溝に光が当たり、反射した光が交錯し、虹色に輝いて見えるよう加工する技術。見る向きや角度によって発色する部分が変わるのが特徴。


販売価格は1万3800円(消費税・送料込み)で、1人1個限りの販売数量を上回る申し込みがあった場合は抽選となる。


造幣局ではこの日、2025年日本国際博覧会アンバサダーで、宝塚歌劇団・雪組の縣千(あがた・せん)さんや、吉村洋文・大阪府知事、横山英幸・大阪市長、石毛博行・日本博覧会協会事務総長ら10人が、鋳造1打目のボタンを押した。


