「虚無の味」とSNSで話題の飴 あえて“無味”のワケとは? コロナ禍が生んだオモシロ商品を調査 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「虚無の味」とSNSで話題の飴 あえて“無味”のワケとは? コロナ禍が生んだオモシロ商品を調査

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 ローソンから販売している話題の飴「味のしない? 飴」をご存じでしょうか。ネーミング通り、ネットでは「無」「ホントに味がしない」と話題になっています。昨年開催されたローソンの「テスト品総選挙」で限定販売したところ大人気の商品となり、今年7月に本発売されるようになりました。

 今回は『株式会社ローソン』広報部の谷さんに、開発きっかけや味についての話を聞きました。

ローソンにて販売されている「味のしない? 飴」

――開発のきっかけを教えてください。

【谷さん】2022年の10月にメーカー協力のもと、ありそうであまりなかった商品を販売する企画「テスト品総選挙」によって開発したのがはじまりです。当時コロナ禍で、「口の中を潤わせたい」という要望が多くありました。しかし「甘い味をずっと舐めるのは苦手」「ミントのようなスッとする飴も目に染みて苦手」という声が多く、カンロ株式会社の協力の元“味のしない飴”を開発しました。“ありそうでなかった”という観点では珍しい商品ラインナップが多かったのですが、中でも一番人気だったのはこの「味のしない?飴」でした。

――どのような人が購入しているのでしょうか?

【谷さん】老若男女に人気ですね。特に女性の反応が良好です。比較的に袋キャンディ類は女性層ウケが高いのですが、それに比べても多いという感じです。あくまで推察ですが、こんな飴があったらいいのに……という「需要が叶えられた」という感じでしょうか。統計は取れていないですが、口寂しい時にもちょうどいいのかなと思います。

――若者からの注目度は?

【谷さん】10〜20代の人気もありますね。「食べ物なのに味がしない」というコンセプトを不思議に思ってくださり、SNSで拡散するなど反響が大きいです。商品をおもしろいと感じている方が多い印象です。

――昨年も発売されたそうですが、今年の反響との違いはありますでしょうか?

【谷さん】前回の「テスト品総選挙」では、反響によって買えなかったという声が多くありました。今回もなるべく多くの人に食べていただきたいのですが、やはりかなりの反響があり売り切れ店舗が多いのが現状です。また、前回食べてファンになったという嬉しい声も多くいただきましたね。

LINEで送る

関連記事