本企画展では、今回ご紹介した遺物以外にも、古墳時代の粘土採掘に使われた木製の鋤(すき)[津万(つま)遺跡群:西脇市]や古代の役人が書いた墨書土器(ぼくしょどき)[才村(さいむら)遺跡:姫路市]、精巧に作られた弥生時代の朱塗り木製横杓子[下加茂(しもがも)遺跡:洲本市]などを展示しています。県内各所から出土したさまざまな遺物を通して見える、地域色豊かなひょうご五国の姿をぜひご堪能ください。
(兵庫県立考古博物館 学芸員・渡瀨健太)
◆夏季企画展「新発見!ひょうご発掘調査速報2023」
会場 兵庫県立考古博物館(〒675-0142兵庫県加古郡播磨町大中1-1-1)
会期 2023年7月22日(土)~8月27日(日)
観覧時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日
観覧料 大人200円、大学生150円、高校生以下無料
※障害者手帳またはミライロID提示で本人は75パーセント減免、介助者1人まで無料
※70歳以上は大人料金の半額
問い合わせ 兵庫県立考古博物館 電話079-437-5589
【兵庫県立考古博物館 公式HP】