シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。8月6日の放送では、株式会社radikoの代表取締役社長・青木貴博さんがゲスト出演。サービスを展開するうえでの信念や、自身の考える“ラジオの特性”について語った。
大学卒業後、大手広告代理店へ就職した青木さん。その後、2010年12月に株式会社radikoが設立されるとともに出向し、2017年に同社の代表取締役へと就任した。
「radiko(ラジコ)」は、インターネットを通じてスマートフォンやアプリ、パソコンなどでラジオ放送を聴くことができるインターネットラジオサービス。同サービスの誕生について、川嶋は「ラジオ業界にとって革命的な出来事だった」とコメント。パーソナリティーとしてはもちろん、ラジオに携わるひとりとして、同サービスの登場がいかに革新的であったかを語った。
2010年の登場から13年が経ったいま、改めて「ユーザーさんの声がラジコを支えて、成長させてくれている」と感謝の言葉を述べた青木さん。放送中のラジオ番組をリアルタイムで聴取することのできる“ライブ機能”のほかに、過去7日以内に放送された番組を再生することができる“タイムフリー”、国内のどの地域からでも日本全国の番組を聴くことができる“エリアフリー”など、サービスの多くにユーザーの声が反映されている。
川嶋も「テレビやほかの媒体と比べてみても、ラジオには、番組を作りあげるスタッフ・出演者とリスナーとの間に見えない“絆”みたいなものが存在している気がしている」と、ラジオが持つ“リスナーとの距離感”について言及。これには青木さんも大きくうなずき、「ラジコが(番組の作り手とリスナーの)架け橋としてお役に立つことができれば」と信念を明かした。
青木さんとラジオの出会いは、中学生のころから聴いている『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)だという。長年にわたりラジオに触れてきた青木さんが考える“ラジオの魅力”は、「人間味のあるメディアであり、そのなかにある距離感の近さ、人の声・言葉のあたたかさはラジオにしかない力」とコメント。さらに、「人は、人の声や言葉によって癒されたり励まされたりするのだと思う。ラジオには音しかないからこそ心に与える影響が大きい」と熱弁した。
現在悩みを抱える人たちに向けて、青木さんは自身が大切にしている言葉を教えてくれた。
「悩んでいるとき、いつも自分に言い聞かせているのは『明けない夜はない』『止まない雨はない』という言葉です」(青木さん)
※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2023年8月6日放送回より
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【番組公式ブログ】
ラジオの世界に革命的な進化をもたらしたラジコ。今回は株式会社radikoの青木貴博社長をお迎えしました!「ラジオの距離感の近さ、音しかないからこそ、人の声、言葉が強く伝わり、癒され、励まされたりする人が多いのだと思う」等、素晴らしいお話をたくさん頂きました!是非、お聴きください! pic.twitter.com/BeFEn3Fizr
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) August 2, 2023