ある日、『バズろぅ!』調査隊から「JR須磨駅の改札へと向かう階段の天井にツバメの巣があるのですが、別の鳥が住みついているんです」というメッセージが。早速、須磨駅へと行ってきました。
たくさんのツバメが飛びまわり、巣へと向かっていきます。数ある巣のなかのひとつから、「チュン、チュン、チュン!」と聞き馴染みのある鳴き声が聞こえてくるかと思ったら……。
「うわあ!? スズメやん!」
よく見てみると、ツバメと同じようにエサを取ってきた親スズメが巣の中のヒナスズメにエサを与え、また飛んでいっては巣へ戻ってくる、の繰り返し。ファミリースズメがツバメの巣を勝手に借りて住んでいる様子。
「春すぎごろからスズメが住んでるで〜」と駅利用者の多くが知っていたようで、「子育てしているスズメが見られてほほえましいわあ」と言うてはりました。
なかには、「縁起がいいわあ〜」と言う人も。スズメが巣を作るということは、その周辺が“安全”だということ。さらに、番(つがい)で一生懸命子育てをすることから“家族円満”、次から次へとエサを運びに巣へやってくることから“商売繁盛”。スズメは幸運の表れだといわれていますので、通勤帰りのお父さんやお母さん、須磨駅近くのお店の人たちは喜んではります。
ただ、スズメがツバメの巣を勝手に使ってるんです(笑)。そのあたりはどうなのでしょうか?
専門家いわく、「街に住んでいるスズメはたくましくてどこにでも巣を作りますし、『ちょうどええのんあるわあ』とツバメの巣なんかを利用して住むことも結構あるんです」とのこと。