サッカー・Jリーグは15日、「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP」2023年7月度の受賞選手を発表し、J1の月間MVPに、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也選手が選ばれた。
大迫選手は5月に続いて今シーズン2度目の受賞。また、6月度月間MVPにはFW武藤嘉紀選手が選ばれており、3か月連続でヴィッセルを牽引するストライカーが栄誉ある賞を手にした。受賞選手にはクリスタルトロフィーと、賞金としてJ1は40万円が贈られる。
大迫選手は今シーズンここまでのJ1で全23試合に出場。17ゴールを記録して得点ランキングトップに立つ、ヴィッセルの大黒柱。7月は4試合で4得点を奪い、チームの首位奪還に大きく貢献した。
「明治安田生命J1リーグ7月の月間MVPに選んでいただき、ありがとうございます。5月の受賞に続いてとなりますが、チームとして結果が出ていたからこそいただける賞なのでチームメイト、スタッフに感謝したいです」と、クラブを通じて受賞への感謝の思いを述べた、大迫選手。
「先月6月の武藤選手と合わせるとクラブとして3か月連続の受賞となりますが、チームがここ3か月で見せてきたパフォーマンスが評価されたからこそだと改めて思います。毎試合一人ひとりが成長していくことが大事だと思いますし、これからもチームとしても個人としてもさらに成長していけるように、シーズン最後まで続けていきたいと思います」と、チームが目指すJ1制覇や、J1得点王に向けて、意気込みを語った。
Jリーグ選考委員会による総評でも、大迫選手への絶賛の声が相次いだ。
「チームが苦しい時に助けてくれる絶対的なエース。川崎Ｆ戦の2点目に象徴されるようにヘディングでの得点も多く、得点に対する勘が冴えている」（反町康治委員）
「2か月続いてコンスタントに得点。ヴィッセルが好調をキープしているのはこの選手の影響が大きい」（槙野智章委員）
「またも圧巻のパフォーマンスを披露。4試合中4得点の数字も立派だが、ポストワークやプレッシングなど攻守にわたる総合力の高さが際立った」（北條聡委員）
「年間の得点ランキングでもアンデルソン・ロペス選手を越えて単独1位（8月15日（火）現在）に。ここまでは決めるべきゴールを確実に決めている、まさにストライカーという印象。今後はスーパーゴールにも期待」（ワッキー特任委員）
J1通算200試合出場まであと1試合にせまっている大迫選手。次節、J1第24節柏レイソル戦での達成が濃厚ななか、ホームでクラブのJ1通算1100得点となるメモリアル弾を記録することができるかにも注目だ。
