会議や授業中にパクッ! 「食べられるメモ帳」とは? 推しの名前書いて“体内摂取”できるとの声も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

会議や授業中にパクッ! 「食べられるメモ帳」とは? 推しの名前書いて“体内摂取”できるとの声も

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“グゥ〜”、会議中や授業中の静かな場面で急に鳴り響く「お腹の音」。経験したことがある人は多いと思いますが、結構はずかしいものですよね? そんな空腹時の「音問題」を解決できる画期的なアイテムが発売されたのをご存知でしょうか。その名も『食べられるメモ帳 kamihime』。原材料はオリーブ油やばれいしょでん粉など口にいれても大丈夫なもので作られており、そのインパクトの大きさはSNSで話題となっています。

 同アイテムを開発したアインズ株式会社の寳田(ほうだ)さんに詳しい話を聞きました。

『食べられるメモ帳 kamihime』

――『食べられるメモ帳 kamihime』を開発したきっかけを教えてください。

【寳田さん】全国各社の印刷会社が集まって「紙をつかって世の中の課題を解決しようという」プロジェクトに参加したことがきっかけです。「何を企画しようかな?」と考えていた時、ツイッター(現・X)で「静かな空間にお腹の音が響くのをなんとかしたい」というつぶやきを発見。「たしかに!」と思いました(笑)。調理実習の授業とかランチミーティングなど食事が許可されているもの以外、一般的に日本では授業中や会議中に何かを食べながら参加するのは「良し」とされてはいませんよね。ですが、空腹感は抑えがたい。そんな時に違和感なく食べられるものとは……と考えた末、「メモ帳」に辿り着きました。

――kamihime(カミヒメ)という名前の由来は?

【寳田さん】トイレの消音効果「音姫」からヒントを得ています。当初は同アイテムの箱を開ける時に音を鳴らすことで「お腹の音を違和感なく掻き消すことができる」という仕掛けをつくっていました。しかし音が鳴るとかえって目立ってしまうのではないかと心配する声があり、空腹そのものを解消することをメインとして試行錯誤しました。

――開発時、社内での反響はどうでしたか?

【寳田さん】当時、私は新入社員だったのですが、社内では「おもしろいやん!」と言ってくれる人が多かったです。弊社は受注生産をメインとしておこなっているので、「アイデアを生み出し発信する」ことはかなり挑戦的なことでした。元々は商品化しないつもりでやっていましたが社内外の反響があまりにもよく、各所から商品化希望のオファーをいただきリリースに至りました。

――カスタマーからの人気のほどは?

【寳田さん】発売当初からさまざまな声をSNS上で見かけます。特にYouTubeやTikTokでは「実際に食べてみました」という食レポ動画のような投稿が多いです。あとはドッキリ企画も多いですね。「上司の前で食べてみよう」「学校で授業中に食べてみよう」など学生から社会人まで楽しんでいただいてます。YouTuberさんに取り上げていただくことが多く、盛り上がっていると感じます。意外なところでは、推し活に使用されたりも。同アイテムには口に入れても大丈夫な“フードペン”が付属しているのですが、あるツイートでは「自分の推しのキャラクターを描いて食べれば、推しを体内に取り込むことができる」という声が。「なるほど!」と知見が広がりました。

付属のフードペンで書いた後はパクッ!
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