ゴビ砂漠の恐竜・チベットの大型獣も!伝説の「化石ハンター」の足跡をたどる冒険の旅 大阪南港ATC | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ゴビ砂漠の恐竜・チベットの大型獣も!伝説の「化石ハンター」の足跡をたどる冒険の旅 大阪南港ATC

LINEで送る

この記事の写真を見る(12枚)

チベットケサイ 展示風景 国立科学博物館蔵
チベットケサイ 展示風景 国立科学博物館蔵

 また世界初公開となるチベットケサイの全身骨格復元標本と生体復元モデルも展示する。

チベット高原の約533万~258万年前の地層からチベットケサイの頭骨が発見された。当時のチベット高原は、北極圏よりも寒冷で、この化石は「氷河時代」のケブカサイよりも原始的な新種であることがわかった。このことから、チベット高原で寒冷な環境に適応した哺乳類の一部が、地球規模で寒冷化が進み本格的な氷河時代が訪れるとアジアやヨーロッパなどの高緯度地域に進出したという説(アウト・オブ・チベット説)が提唱されるようになった。

 会場には、チベットケサイのほか、チベット高原から放散したとされる哺乳類の化石やヒマラヤ山岳地帯に現生する動物の剥製標本などを展示し、厳しい環境の変化に適応した進化の仕組みにも迫る。

チベットケサイ 全身骨格復元標本 国立科学博物館蔵
チベットケサイ 全身骨格復元標本 国立科学博物館蔵
チベットケサイ 生体復元モデル 国立科学博物館蔵
チベットケサイ 生体復元モデル 国立科学博物館蔵

ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念
特別展「化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」
2023年7月15日(土)~9月24日(日) 
会期中無休
大阪南港ATCギャラリー(大阪市住之江区南港北2-1-10 ITM棟2階)

LINEで送る

関連記事