“関西人の住みたい街” 1位は梅田 明石市は初の3位 暮らす街の選び方は「都度最適」が主流に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“関西人の住みたい街” 1位は梅田 明石市は初の3位 暮らす街の選び方は「都度最適」が主流に

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 今年4月、株式会社リクルートが「SUMO住みたい街ランキング2023関西版」を発表。関西圏に在住する20歳から49歳の男女4600人が住みたい街(駅)や住みたい自治体について回答を行い、関西人が「暮らしたい」と憧れる街が明らかになりました。

 今回は暮らしにおける「都度最適」という考え方をベースに、ランキング結果について取材しました。ちなみに「都度最適」とは、一度決めた住まいに縛られたり住まいに暮らしを合わせていくのではなく、その時々で自分に合った“最適”を求める考え方のことです。

関西人が暮らしたい「街」とは? 人気ランキングから調査してみた

 今回のアンケートでは、住みたい街の最寄駅と住みたい自治体に分けて、インターネットで調査。「住みたい街(駅)」の部門では【3位】阪急神戸線・神戸三宮【2位】阪急神戸線・西宮北口【1位】地下鉄御堂筋線・梅田駅がランクインするという結果に。

 実はここ5年以上このトップ3はほぼ変わっていません。しかも2022年にも1位を獲得している梅田は、今年さらに大幅に得点をアップしています。梅田が多くの票を集めた理由についてSUUMO副編集長の笠松美香さんは、「ビジネス・商業の街のイメージが強かった梅田ですが、周辺の住宅供給数が増えていく中で暮らす場所としてのイメージも持たれるようになった」と分析しています。

 実際に近年は梅田駅周辺に高層マンションなどの住居が次々に誕生し、現在も「うめきた2期地区開発プロジェクト」が進行中。大阪駅前の貨物ヤード跡地が開発され、2024年夏には商業施設やホテル・オフィス・都市公園などを設けた「グラングリーン大阪」が街びらきする予定です。

なぜ?関西の住みたい街トップは大都会・梅田
1位の梅田 開発めざましい大阪駅前の貨物ヤード跡地

 一方、「住みたい自治体」の部門では【3位】兵庫県明石市【2位】大阪府大阪市北区【1位】兵庫県西宮市がランクイン。

 5年前の2018年には24位、昨年は6位だった兵庫県明石市が大きく躍進し、初のトップ3入りとなりました。この理由について、笠松さんは「子育て世帯や高齢者世帯などへの施策を打ち出し、中心部の開発で将来性も感じさせるといったことがある」と分析しているそうです。

各世代の暮らしやすさと将来性で人気を伸ばした明石市(兵庫県)
LINEで送る

関連記事