知らなかったらほぼ読めない「鵯越」「私市」 関西“難読地名”について調査してみた! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

知らなかったらほぼ読めない「鵯越」「私市」 関西“難読地名”について調査してみた!

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「きさいち」と読みます。大阪府交野市にある地名で、京阪電気鉄道交野線の終着駅名になっている場所です。周辺には「ほしだ園地」や「星のブランコ」などがあり、自然豊かなレジャースポットとしても知られています。

 交野市役所・文化財係の担当者によると、「私」という文字は「キサイチ」「キサベ」とも読むそう。古代日本では、天皇の妻や妃を指す漢字だったといいます。当時は妃に直接与えられた領地に「私」という字を付けることがあり、「私市」の場合のもそうした天皇の妻の領地として栄え、妃に仕える人々が住んでいたのではないかと言われているそうです。日本書紀の研究者などの間では、一説によると「私市」の領土を与えられていたのはのちの推古天皇ではないかとも言われているそうです。

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 知っていないとなかなか読めない「難読漢字」。その読み方とともに歴史に思いを馳せてみると、新たな発見があるかもしれません。

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