兵庫県唯一のプロバスケチーム・神戸ストークス 拠点を西宮から神戸へ 目標は「B1昇格」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県唯一のプロバスケチーム・神戸ストークス 拠点を西宮から神戸へ 目標は「B1昇格」

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 兵庫県唯一のプロバスケットボールクラブであるストークス。日本プロバスケットボールリーグBリーグ2部(B2)に所属する同チームは、本拠地を西宮市から神戸市へ移し、チーム名も「神戸ストークス」に変更することを先月16日に発表しました。これまでの歴史や本拠地移転への思い、今後の目標についてチームを運営する株式会社ストークス 広報担当の郷本範幸さんに聞きました。

2023年4月8日・9日の2日間で1万人を超える入場者数を記録したグリーンアリーナ神戸での試合の様子(C)KOBE STORKS
2023年4月8日・9日の2日間で1万人を超える入場者数を記録したグリーンアリーナ神戸での試合の様子(C)KOBE STORKS

◆「兵庫ストークス」として誕生し「西宮ストークス」へ

 クラブ創設は2011年。兵庫県をホームタウンとする「兵庫ストークス」として誕生しました。「ストークス」というクラブ名は、県鳥であるコウノトリの英語名に由来します。2015年にはホームタウンを西宮市に移し、チーム名を「西宮ストークス」へ改めます。

◆Bリーグ発足、初代B2チャンピオンに

 翌2016年秋、野球・サッカーに次ぐ日本3番目のプロスポーツリーグとしてBリーグが発足。Bリーグ初年度の2016-17シーズンに43勝17敗でB2中地区首位に立ったストークスは、プレーオフを勝ち進み、初代B2チャンピオンに輝きました。そして、B1昇格を果たします。

 しかしながら、B1で過ごしたのはこの2017-18シーズンのみ。ストークスは再びB1の舞台に立つことを目指し、B2で戦いを続けます。

◆惜しくもB1昇格を逃したストークス

 2022-23シーズンの成績は29勝31敗。東地区3位でB1昇格をかけたプレーオフへと進出しましたが、惜しくも果たすことはできませんでした。しかし、レギュラーシーズンを上位で通過した同地区1位のアルティーリ千葉、同地区2位の越谷アルファーズを、プレーオフで撃破。郷本さんは「選手たちにとって、悔しさとともに2023-24シーズンでのB1昇格に向けて自信を深めるシーズンになったはず」と昨シーズンを振り返ります。

身長210センチ!トレイ・ポーター選手の迫力満点のプレー(C)KOBE STORKS
身長210センチ!トレイ・ポーター選手の迫力満点のプレー(C)KOBE STORKS
鮮やかに3ポイントシュートを決める道原紀晃選手(C)KOBE STORKS
鮮やかに3ポイントシュートを決める道原紀晃選手(C)KOBE STORKS

◆新Bリーグを見据え「神戸」へ

 Bリーグは2026年シーズンから、入場者数や売上などをもとにした「新Bリーグ」を創設予定です。新B1リーグ参入のためには、売上高12億円、平均入場者数4000人など一定の条件を満たす必要があります。ストークスも参入を見据え、本拠地を神戸へ移転させることを決めました。

 これまでホームアリーナだった西宮市立中央体育館の収容人数は約2000人でしたが、来シーズンは同約5000人の神戸・ポートアイランドのワールド記念ホールを使用。段階的に、2025年4月に開業予定の同1万人の新アリーナ「神戸アリーナ」に移る予定です。来シーズンの戦いについて郷本さんは「昨シーズンあと一歩で昇格を逃した悔しさをもつ選手たちと、新たに加入した3名の選手の化学反応に期待している」と意気込みます。

◆県内各地で地域貢献活動も

 ストークスは、「水と子ども」をテーマにした「STORKS CONEST(ストークス コネスト)」活動にも力を入れています。水辺を中心とした清掃活動を、神戸市内だけではなく、今シーズン試合が開催される西宮市、加古川市、姫路市などで実施予定。ほかにも、選手が小中高の学校を訪問して行うスポーツ教室やイベント、チームスタッフによる職業講話など、子どもたちと触れあう機会の提供も積極的に行っています。

2023年4月8日「STORKS CONEST」活動の一環で行われた清掃活動(C)KOBE STORKS
2023年4月8日「STORKS CONEST」活動の一環で行われた清掃活動(C)KOBE STORKS
2023年6月17日に行われた宝塚バスケフェスの様子(C)KOBE STORKS
2023年6月17日に行われた宝塚バスケフェスの様子(C)KOBE STORKS
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