そして、コロナ禍の経験をもとに導入したのが自動精算システムだ。「精算対応の人件費のコストカットよりも、“現金を触る”という点で企業としてのリスク管理のコストを下げたいと考えました」（文さん）
文さんによると、心斎橋はサウナ施設が少なく、都市型サウナジャンルの新店がオープンしたのはじつに約30年ぶりなのだそう。「それがこの地に店を構えた理由の一つ」と文さんは明かした。もう一点、オフィスや繁華街、住宅街が入り混じる場所を選んだ背景には、30〜40代の新しいサウナファンを獲得する狙いもあったという。
「駅から近いため雨の日も客足が落ちないのは店の強み」と胸を張る文さん。じつは、自身がサウナにハマったのが同店オープンのきっかけというほどのサウナ好きだそう。「普段忙しくて遠くに出掛けられない人などにも、近場で“格別な体験”をしてほしい」との言葉は、サウナの新たな可能性を示していた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2023年6月6日放送回より
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