サッカー・J1のヴィッセル神戸とガンバ大阪、湘南ベルマーレは、1日、3クラブ共同で、試合中に全治約1年の大けがを負った齊藤未月選手の応援企画を実施すると発表しました。
8月19日に行われた明治安田生命J1リーグ第24節柏レイソル戦で、接触プレーの際に左ひざを負傷した齊藤選手。神戸市内の病院で検査を行った結果、左ひざ関節脱臼、左ひざ複合靱帯損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩[しつか]筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷と診断されたことを、ヴィッセルは21日に発表しました。全治は約1年の見込みとされています。
ヴィッセルによると、齊藤選手のけがに関するニュースリリースを発表後、所属クラブを問わず、非常に多くのファン・サポーターから「応援したい」、「パワーを送りたい」などの声が寄せられ、そのなかに、グッズを通じて齊藤選手をサポートしたいという声も多くあったそうです。
そこで齊藤選手の保有元でアカデミー時代から研鑽を積んだ湘南、昨シーズンに期限付き移籍でプレーしていたG大阪、そして、今シーズン期限付き移籍で在籍中のヴィッセルの3者で協議したうえで、9月2日より「未月とトモニ 」応援タオル(2000円、税込)が3クラブから販売されることが決まりました。
応援タオルは各クラブのオンラインショップで16日まで売り出されるほか、ヴィッセルホームゲームでは9月3日(日)の明治安田生命J1リーグ第26節・京都サンガ F.C.戦スタジアムグッズショップでも販売されます。各クラブの応援タオルの収益のすべては、日本プロサッカー選手会と連携し、齊藤選手の意向を受けて寄付先を決定し、全額を寄付にあてるとのことです。
また、応援企画に合わせて、Jリーグ制作による齊藤選手のプレー動画が各クラブより配信されています。その際に、ハッシュタグ「#未月とトモニ」をつけてSNS に投稿された一部メッセージが、9月3日(日)開催の京都戦での選手入場時にピッチ周りのLED ビジョンに掲出されることになりました。
なお、ヴィッセルは、クラブと選手会で話し合い、3日の京都戦で選手入場時に「未月とトモニ 」Tシャツを着用するほか、来場者には「未月とトモニ 」 応援ボードが配布され、サポーター連合と協議のうえでその掲出が選手入場時および試合後に行われます。