サッカー・J1のヴィッセル神戸は3日、元スペイン代表MFファン・マタ選手(35)の完全移籍加入が決まったと発表しました。
マタ選手は、イングランド・プレミアリーグのチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドといった世界的な名門クラブなどで長らく活躍してきた名アタッカーです。スペインリーグ(ラ・リーガ)1部ではバレンシアなどで129試合33得点、イングランドのプレミアリーグでは278試合52得点など、豊富な実績を残しています。
スペイン代表では41試合出場10得点という実績を持ち、2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会ではアンドレス・イニエスタ選手らとともに世界一を経験。マンチェスター・ユナイテッド時代は元日本代表MF香川真司選手(現、セレッソ大阪)とともにプレーしたことでも知られています。
2022-23シーズンはトルコのガラタサライでプレーしていたマタ選手ですが、退団後は移籍先が決まっておらず、フリーの状況でした。
マタ選手の背番号は64に決定。3日午後3時から新加入会見が行われ、この模様はクラブの公式YouTubeチャンネルでも配信される予定です。
なお、ヴィッセルは2日、ハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイ選手(30)の完全移籍加入と、ヴィッセル神戸U-18所属のU-19日本代表DF本間ジャスティン選手(18)が2024シーズンよりトップチームに昇格することが決まったことも発表しています。
Jリーグの今夏の登録ウインドー(移籍加入)の期限は8月18日まででしたが、所属先がない選手などの追加登録は9月8日までとなっています。
現在、上位争いを展開し、悲願のリーグ制覇を目指すヴィッセル。7月に元スペイン代表MFイニエスタ選手や、MFセルジ・サンペール選手ら外国籍選手が退団。また、8月の試合中には主軸のMF齊藤未月選手が接触プレーで全治約1年の大けがを負い、補強の必要にせまられていました。そのなかで、期限ギリギリ、土壇場で、大物選手の加入が決まりました。