吉本興業のお笑いコンビ・マユリカのPodcast『マユリカのうなげろりん!!』(ラジオ関西)で、大学時代の中谷が2009年から2011年あたりにかけて書いていた日記の一部が公開された。
この日の配信では、中谷が大学生時代とお笑い養成所(通称NSC)生時代、約2年間にわたって「その日の出来事」と「その日見た夢」を書き記した6冊のノートをスタジオに持参。阪本がその内容を読み上げていった。
はじめに読み上げられたのは、大阪で初めて恋人ができた日の日記。「とてもうれしい、幸せです♪」「かわいいなあ、こいつ。ウマが合うというか、なんというか、楽しい!」「よ~し、活力が湧いてきた!」などと書かれている。他人に見せるわけでもない日記に、ありのままの感情を記していた相方を、阪本は強く気味悪がっていた。
また、恋人と自宅でデートをしたときの思い出も。「ずっとイチャイチャしてた。キスしたった。最初はめっちゃ照れてたけど、ディープキスもしたった」など、あまりに赤裸々な内容と「したった」という嫌な表現に、阪本は驚きを隠せない様子だった。
さらに阪本は「その日の出来事」と併記されている「その日見た夢」にも注目する。特に「めっちゃ腹立った」という夢が「自分の運転する車の助手席に阪本が乗っていて、道路でハンドルを切り間違えて他の車と衝突する。その衝撃で阪本の左足がちぎれるものの、阪本はあまり痛そうにしていない。一応謝っておいた。」というもの。夢とはいえ、「一応謝っておいた」という表現に怒りを覚えたようだ。
また、当時ネタ作りをした際の記録も。「飛行機に魔法使いが乗っていて、妊婦さんが赤ちゃんを生みそうになるというネタができてきた」「このレベルのネタが量産できたら、すごいことになりそう」など、相当ぶっ飛んだ内容にもかかわらず、えらく満足気な駆け出し時代の自分に中谷は衝撃を受けていた。
他にも「阪本と2人で『これから毎日2人で歩こう、こなかったら罰金として500円をマユリカの口座に落としていって貯金をしよう』という話になったが朝起きるのが辛そうすぎるという元も子もない理由で中止になった」「そのあと殺陣の授業の影響で刀がほしいなとなって、2人でヤフオクで5000円くらいの模造刀を衝動買いした」といった、幼なじみの相方との思い出も多数紹介された。
また、あるページには「芸人になるため大学を辞めるとサークルの仲間に報告して皆で号泣し、親友にマッサージをしてもらいながら眠った」という感動的な一日がつづられていた。しかし、その日の夢の内容は「太った二人のおっさんが、ローションまみれでじゃれ合っていた」という内容。「どんな人間やねん!」と阪本は思わずひとこと。終始、相方の人間性を強く疑っていた。
(ラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』#105 日記帳 より)