さらに、この一戦では、9月初めに加わった新戦力、元スペイン代表MFフアン・マタ選手、ハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイ選手のJデビューがあるのかも、見どころの1つです。中断期間中にチームの全体メニューで汗を流していた2人ですが、吉田監督によると「試合から遠ざかっているので、コンディションがまだ100ではない」のだそう。指揮官は出場に関する明言を避けましたが、「2人とも性格が真面目で、取り組む姿勢などパーソナリティーの部分は素晴らしい。必ずプラスになってくる」と、大事な終盤戦での“リーサルウェポン”の活躍に大きな期待を寄せていました。
9日の公開練習では2人は早速、精力的な動きを披露。そのときの練習後の取材対応で、「コンディションも上がってきて、あとはゲームを待つだけ」と気合いがみなぎっていたヴェーチェイ選手は、「今回たまたま1人、大けがをして、彼には1日も早く回復してほしいが、その穴を自分が埋める役割を持っている」と、「バロ」の愛称を持つ新6番は、負傷で長期離脱中の齊藤未月選手に代わる活躍を誓っていました。
また、公開練習では早速、得意のフリーキック練習にも取り組んでいたマタ選手。同じく、そのときの取材対応では「これまで自分がスペインやイングランドなどでやってきたプレースタイルでチームに貢献できれば。この夏、ずっとトレーニングを積んで、プレーできる準備はしている。プレーできれば、チームに貢献して、可能な限り、力になれればという思いで日々やっている」と臨戦態勢を整えているようでした。2人のメンバー入りがあるかどうかにも注目です。
16日(土)の広島対ヴィッセルの一戦は、午後7時キックオフ予定です。