サッカー元日本代表の石川直宏さん「ワクワクするような気づきを与えられる存在であり続けたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

サッカー元日本代表の石川直宏さん「ワクワクするような気づきを与えられる存在であり続けたい」

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 サッカー元日本代表の石川直宏さんがラジオ番組に出演し、現在の活動や、今の日本サッカーへの思い、自身の今後の展望などを語りました。

サッカー元日本代表の石川直宏氏(写真右)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同中央)と田中大貴(同左)

 5歳でサッカーを始め、育成組織(アカデミー)を過ごした横浜F・マリノスでトップ昇格。ルーキーイヤーの2000年にJ1デビューすると、抜群のスピードと突破力を持ち味とするアタッカーはメキメキと頭角を現します。2002年から活躍の場をFC東京に移すと、2017年の現役引退までの15シーズンにわたって、青赤のチームの主軸の1人として奮闘。Jリーグ通算316試合出場、52得点という実績を持ち、2009年にはJリーグベストイレブンにも選ばれました。日本代表でも、年代別代表のときから注目を集め、2004年のアテネ五輪日本代表にも名を連ねました。日本代表Aマッチには6試合に出場しています。現役引退後はFC東京の「クラブコミュニケーター」に就任。ピッチ外から長年親しんだクラブをサポートし続けています。

 1993年に10チームで開幕したJリーグは、現在はJ1からJ3まで合計60クラブが存在していますが、各地にクラブがあるJリーグの基本理念は「地域密着」。そのなかで、クラブチームと地域・社会・ファンをつなげる役目を担うクラブコミュニケーターとして活動を行う石川さんは、「サッカーに限らず、農業などを通して地域とのつながりを強めることの重要性を感じている」といいます。

 一方、日本サッカーの向上に必要なものについて話題がおよぶと、「世界的な経験と、“ジャパンズウェイ”と呼ばれる日本特有のスタイルの融合が重要」と持論を語る石川さん。昨年開催されたW杯(「FIFAワールドカップカタール2022」)を例に挙げ、海外でのプレー経験を持つ選手を軸に新たな戦術を採用したことが功を奏したと分析。さらに、選手だけでなく指導者にも国内外での挑戦経験が必要だと指摘するとともに、外国人監督が指導を行う際の通訳の問題点にも触れていました。

 石川さんは、自らの行動が他人やコミュニティーに影響を与えることを目指しているそうで、その思いをラジオで熱弁。「(自分と)関わってくれたことで、『地域の見え方が変わった』『人の見え方が変わった』と感じてもらえるような、ワクワクするような気づきを与えられる存在であり続けたい」と語ります。

「揺るがず、とらわれず」という座右の銘とともに、その時々の“流れ”を大切にしながら挑戦を続けているという日本サッカー界およびFC東京のレジェンドは「新しい環境やフィールドでの経験を、自らの成長や価値の向上に役立てたい」と、今後の展望を述べていました。

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年9月9日放送回より

サッカー元日本代表の石川直宏氏(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)


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『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティーを務める。


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