J1首位の神戸、吉田監督がホームC大阪戦へ意気込み「調子がいい相手に勝ってこそ、次につながる」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1首位の神戸、吉田監督がホームC大阪戦へ意気込み「調子がいい相手に勝ってこそ、次につながる」

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 サッカー・J1で首位のヴィッセル神戸(勝点52)は23日に行われる第28節で、6位のセレッソ大阪(同45)と、ホームのノエビアスタジアム神戸で対戦します(キックオフ予定は午後7時)。前節ではサンフレッチェ広島に0-2と敗れただけに、連敗は避けたいところ。そこで迎える大事な上位決戦、“神阪ダービー”を前に、試合前日の22日、ヴィッセルの吉田孝行監督が意気込みを述べました。

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督 (C)VISSEL KOBE

「自分たちにとって大事な一戦。ホーム、神戸で試合できる機会は(今年)あと2回で、そのなかの1回が明日。セレッソ大阪さんはいま非常に調子がいい。そういう相手に勝ってこそ次につながると思う。だからといって気負いしすぎず、みんなでいつもどおり戦っていけたらと思う」と、落ち着いた口調で語った、吉田監督。

 前回の対戦では1-2と敗れるなど、セレッソには最近7試合勝ちなし。前節の広島戦に続いて、ヴィッセルとしては相性があまりよくない相手ですが、指揮官は「相性はそんなに気にしていない。ホームでそんなに悪いイメージは、自分自身はない。おそらくサポーターもたくさん入っていい雰囲気を作ってくれる。そういう力をかりていければ」とコメント。ここまでホーム・ノエスタでのセレッソ戦は4勝4分け4敗とまったくの五分ですが、2万人超えの試合で見ると3勝1分け1敗とヴィッセルが勝ち越しています。今回もクリムゾンレッドの大サポーターの後押しを力に、白星を勝ち取りたいところです。

 夏場以降、ヴィッセルは先制されている試合が多く、セレッソが先手必勝のチームということもあり、今回も先制点がカギを握るとみられます。しかし、吉田監督は「確かに先制されている試合は多いが、そこだけにフォーカスすると、(点を)取られたときのダメージが大きい。得点も、前節は奪えなかったが、(ヴィッセルは)リーグでは多いほう(48得点、J1で2位タイ)なので、自分たちのやるべきことにフォーカスしたい」と、これまで積み上げてきた吉田ヴィッセルのサッカーをいかに発揮するかというところに全力を傾けて準備をしているようでした。

 プロ野球では阪神に続き、オリックスがリーグ優勝を決め、関西スポーツ界が盛り上がっています。同じ関西勢同士の対決、この“神阪ダービー”も熱戦必至ですが、「次の試合で勝ったほうが乗っていく可能性が高い。お互いに大事な戦いになる」と、クラブ愛の強い闘将はこの一戦の重要性を語っていました。また、阪神やオリックスが神戸で優勝パレードを行うことが明らかになったなか、ヴィッセルも優勝してそこに続きたいところ。ただし、「まだそこを考える余裕はない」という吉田監督は「順位は首位も、『このままじゃだめだ』と思って、みんなで危機感を持ってやっている」と、昨年苦しんだ経験も踏まえて、首位におごらず、目の前の試合で勝利することに集中していました。

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