防災マップに適した石からできた紙・ストーンペーパーが登場 変革期にある印刷業界の取り組みとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

防災マップに適した石からできた紙・ストーンペーパーが登場 変革期にある印刷業界の取り組みとは

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 また、原材料に木をいっさい使わずに石から作った紙「ストーンペーパー」まで存在する。再生利用はできないそうだが、普通の紙と比べて、引っ張り・破れ・裂けに非常に強い耐性があるとのこと。水に強い特性もあって防災マップやサイクリングマップにも適しているのだとか。災害時に泥を被ってしまっても水で洗って使えることなどから、全国から問い合わせがあるそうだ。

「新しい紙が出てきた際、きちんとインクが乗るかどうかは印刷会社が苦労するところ」と話す柳さん。様々なハードルはつきまとうが「一緒にチャレンジしてくれるメンバーがいることで成り立っています。50歳になってから社長職につきましたが、私が頼りないのでその分、社員がしっかりしています」と謙遜しながら笑顔を見せた。

 柳さんは、情報産業を担っているとの自負のもと「今後も色々と形を変えながら、みなさんのお役に立てていけるよう社員と一緒に頑張っていきます」と締めくくった。

共栄印刷株式会社(神戸市中央区)の代表取締役社長、柳有香さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
共栄印刷株式会社(神戸市中央区)の代表取締役社長、柳有香さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2023年8月22日放送回より

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