アウトドアやスポーツにも 進化し続ける「ワークウェア」 神戸の企業はフルオーダーで独自性打ち出す | ラジトピ ラジオ関西トピックス

アウトドアやスポーツにも 進化し続ける「ワークウェア」 神戸の企業はフルオーダーで独自性打ち出す

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 世界中に大きな経済的打撃も与えた新型コロナ。各企業は、“元に戻す”以上に新たな道の開拓を模索している。そこで今年9月、ポストコロナのビジネスチャンスを探ろうと、地元信用金庫が主催する『こうべしんきん ビジネスメッセ 2023』が兵庫県神戸市内で開かれた。

 今シリーズでは、メッセを通じて発信された、兵庫・神戸の企業の独自技術やサービスを全23回にわたって紹介する。第1回は、ワークウェア(作業服)の企画製造販売小売業、株式会社アグロワークス(神戸市長田区)。

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 アグロワークスは、ホームセンターアグロのグループ会社。ワークウェアに特化したアパレル店「キーポイント」を兵庫県内と大阪府内で展開。来月1日には、神戸市西区内に12店舗目をオープンさせる。

 商品はカラフルで多種多様、一見作業服とは思えないようなものが並ぶ。「『かっこいいと仕事が楽しい』というコンセプトをテーマに始まった会社です」と話すのは、法人営業部部長の武笠健さんだ。

株式会社アグロワークス 法人営業部部長の武笠健さん
株式会社アグロワークス 法人営業部部長の武笠健さん

 武笠さんによると、今夏需要の多かった商品の一つが、熱中症対策アイテム「ペルチェベスト」。冷蔵庫と同じ構造で、冷たくなる端子と放熱するファンを装着しているのが特徴。スイッチを入れると約10秒で冷却される即効性に加え、空冷服と比べて外気温に左右されず、冷たさを肌で直接感じることができるそう。空冷服との併用することで冷感がさらにアップするといい、それらの要素が酷暑の中で受け入れられたと見る。

 同社の独自性を高めているのが、作業服のフル・オーダー。企業単位での特注品にも対応している。顧客の企業コンセプトや企業理念を踏まえ、実際に働くスタッフの意見を聞いたうえで商品開発を行っている。

「いろんな体型の方がいて、同じ制服・作業服を着たいものの、自分が着るとかっこ悪くなってしまうと悩む方もおられます。その方の体型・シルエットに合わせた服の提案は、非常に喜ばれております」(武笠さん)

 制服が“かっこいい”ことはリクルートにもつながるため、大事な要素だという。

 最近では、ワークウェアを普段着として着る人も増えている。ワークウェアの素材はストレッチがきいたものが主流で、アウトドアや、ゴルフなどのスポーツに着ていく人もいるようだ。

アウトドアやスポーツにも最適な作業着(写真はイメージ)
アウトドアやスポーツにも最適な作業着(写真はイメージ)

 利用される場面が増えているワークウェア。今後どのような進化を遂げるのだろうか。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2023年9月12日放送回より
※記事に記載の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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