J1神戸の正守護神、GK前川黛也 横浜FMとの大一番は「チャレンジャーの気持ちでぶつかっていく」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1神戸の正守護神、GK前川黛也 横浜FMとの大一番は「チャレンジャーの気持ちでぶつかっていく」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸GK前川黛也選手が、28日、報道陣の取材にオンラインで応じ、29日に日産スタジアムで行われるJ1第29節横浜F・マリノス戦(午後7時キックオフ予定)への抱負を語りました。

ヴィッセル神戸GK前川黛也選手 (C)VISSEL KOBE

「あすは特に大事な一戦としてとらえている。1位・2位対決なので、絶対に勝って、勝点をより離せるようにしなければいけない試合。集中して臨みたい」と、冒頭に意気込みを述べた前川選手。

 チームではMF山口蛍選手とともに、今シーズンのJ1で全試合フル出場中。堅守を支える正守護神は、前節(第28節)のセレッソ大阪戦で今年リーグ戦5度目となる1-0での完封勝利、同12度目となる無失点に大きく貢献しています。

 今回の相手は総得点トップを誇る攻撃力の高い横浜FMですが、身を挺して果敢にセーブし、ゴールを守り続ける背番号1の働きは、2018年以来となる日産スタジアムでの勝利に不可欠となるでしょう。

 第27節のサンフレッチェ広島戦ではチームとして悔いが残る負け方をヴィッセルですが、その反省を糧に、セレッソ戦で理想的な勝ち方ができたことは、前川選手をはじめ、チームにとっても自信につながっているようです。

 その前節は「基礎的なところでは、相手チームよりも運動量を持つところ、球際に勝つところ、小さいミスを減らしていくところ」(前川選手)というチームの強みを思い出すことができました。「サンフレ戦からそこを修正してセレッソ戦に臨めた。ああいう形で試合に入ると、自分たちのサッカーの持ち味をすごく出せる。そこを自分たちのなかで思い出したというか、いい形で、いいイメージをつかめたからこそ、F・マリノス戦にも(いい雰囲気で)臨める。しっかり戦いたい」と、前節に見せたいい守備からのいい流れを、今回の頂上決戦でもいかすべく、前川選手は気合いを込めます。

 横浜FMには、今シーズン最初の対戦で3失点を喫してホームで敗北。そのリベンジを、今度はアウェイの地で果たしたいところです。「F・マリノスというチームは毎年優勝争いをして、毎年積み重ねたサッカーは強固なものがあり、自信も兼ね備えている。90分のなかで集中を切らしてしまうとやられてしまう。実際にアディショナルタイムから得点をとって逆転する試合もすごく多いように見える。そういう勝負強さもある」と、相手を分析する前川選手。「僕たちはチャレンジャーの気持ちをもってぶつかっていかないと、なかなか勝てる相手ではない。90分間集中して戦いたい」と、大一番を前に気を引き締めていました。

 クリムゾンレッドが誇る大きな壁、前川選手。この重要な試合でも、チームの勝利のために最後のとりでとして自軍ゴールの前に立ちはだかります。王者を乗り越えるためにも、持ち味の堅守を存分に披露することが、彼をはじめとするチーム全体に求められます。

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