5年ぶり開催 神戸刑務所『ひょうご矯正展』 受刑者の手作り品販売や施設見学も 10月7・8日 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

5年ぶり開催 神戸刑務所『ひょうご矯正展』 受刑者の手作り品販売や施設見学も 10月7・8日

LINEで送る

この記事の写真を見る(5枚)

 刑務所の役割や活動を広く知ってもらうことを目的に、刑務所作業製品の展示・販売や施設見学などが行われる『第43回ひょうご矯正展』が、10月7日(土)・8日(日)の2日間、兵庫県明石市の神戸刑務所で開催されます。

『ひょうご矯正展』

 このイベントは、法務省が主唱する「社会を明るくする運動」の一環で開かれるもの。神戸刑務所の首席矯正処遇官・豊巻大地さんは「5年ぶりの開催となり、これまで以上に充実した企画を準備しています」と話します。

 会場では、神戸刑務所をはじめ、全国の刑務所で製作された作業製品「CAPIC(キャピック)」を展示販売。受刑者が手づくりした靴、木工家具や食料品のほか、マスコミや動画配信サイトで注目を集めた洗濯せっけん「ブルースティック」など、質の高い商品を手頃な価格で購入することができます。軽食が楽しめるキッチンカーも数多く出店し、野菜などの特産品も販売が予定されています。

展示販売の様子
受刑者が手作りした靴

 当日は施設内の一部が公開され、作業場の見学や刑務作業の体験が可能。さらに、神戸少年鑑別所(兵庫県神戸市)による“性格診断”の体験ができるほか、東北6県の刑務所とコラボレーションしたパネル展示など、普段は目にすることのない刑務所の活動を知る貴重な機会となります。

 初日の7日(土)には、明石市出身の気象予報士・防災士で、読売テレビ気象キャスターとしても活躍する蓬莱大介さんが、1日神戸刑務所長として登場し、テープカットセレモニーやトークショーを行います。ステージイベントには地域の保育園児や中学生、ダンスチームに加えて、地元・明石のご当地アイドルも登場する予定です。

ステージイベント

「受刑者が社会復帰に向けて努力する姿や、職員が行っている矯正行政を紹介することで、犯罪や非行のない明るい社会を築くことを目指しています」という、豊巻さん。そのうえで、「刑務所は地域の皆様に支えられて存在しているため、改めて感謝の気持ちをお伝えしたい」と語っていました。(嵐みずえ)

※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2023年9月26日放送回、「嵐みずえの素敵な明石!!ここ」より

写真左から、神戸刑務所・首席矯正処遇官の豊巻大地さん、レポーターの嵐みずえ

◆第43回ひょうご矯正展
日時:2023年10月7日(土)10:00~16:00、8日(日)9:30~15:00
会場:神戸刑務所特設会場(兵庫県明石市大久保町森田120)
※JR神戸線「西明石駅」から加古川方面行きバス「森田」下車徒歩3分
入場料:無料
電話:078-936-0914(神戸刑務所作業部門)

LINEで送る

関連記事