また、女子高校生では、1位に「看護師」(14.2%)、2位には「公務員」(11.5%)、3位には「保育士・幼稚園教諭」(10.3%)がランクイン。理由には、1位の「看護師」では「病院でお世話になったときに憧れたから」「人の役に立てるから」、2位の「公務員」では「安定していて女性が働きやすいと聞いたから」「社会に貢献したいから」、3位の「保育士・幼稚園教諭」では「小さい子どもが大好きだから」「人と関わる仕事をしたいから」などが並びます。
ちなみに、2021 年の調査結果と比較すると、男子高校生では、2021年の調査で4位だった「公務員」が順位を上げ1位に。2021年には11位だった「会社員」は、2023年には3位と大幅にランクアップしています。2021年の調査で1位だった「YouTuberなどの動画投稿者」は大幅に順位を下げ、今回の調査では8位となりました。女子高校生では、「保育士・幼稚園教諭」が 2021年の5位から2023年には3位に。2021年には10位だった「デザイナー」が2023年には5位まで上昇しています。
「将来なりたい職業には、中学生と高校生の意識の差異が表れている」と話すのは、ソニーフィナンシャルグループ株式会社・金融市場調査部アナリストの森本淳太郎さん。
「中学生の上位項目は自分の好きなことを仕事にしたいという結果が目立ちました。一方、高校生になると安定志向が窺えます」と分析しました。
※ラジオ関西『Clip火曜日』より