プラネタリウム誕生100年!記念イベントも 兵庫には「ベテラン」と「最新」が! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

プラネタリウム誕生100年!記念イベントも 兵庫には「ベテラン」と「最新」が!

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 一方、「最新」は、2022年7月にリニューアルしたバンドー神戸青少年科学館のプラネタリウムで、光学式の「infiniumΣKOBE」とデジタル式の「Media GlobeΣSE」を備えます。光学式は地上から見た星空を映し出します。電球をLEDにしたことで、明るくシャープな星を映し出し、よりリアルな星空が表現できるようになりました。同館は「技術的にはより多くの星を映し出せるようになったが、すべてを映し出すとかえって明るくなりすぎて、現実離れした星空になってしまうため抑えた。漆黒の空に広がる美しい満天の星空を目指した」といいます。デジタル式では、例えば地球を飛び出して、自分が宇宙空間にいるような映像を再現することなどができ、銀河系を越え138億光年彼方までの時空を超えた宇宙旅行も体験できるようになりました。またドーム内にはソファ型のリラックスシートも導入し、「プレミアムな星空体験」ができるといいます。

バンドー神戸青少年科学館「infiniumΣKOBE」
バンドー神戸青少年科学館「infiniumΣKOBE」
バンドー神戸青少年科学館「Media Globe ΣSE」(一部)
バンドー神戸青少年科学館「Media Globe ΣSE」(一部)
バンドー神戸青少年科学館 ソファ型のリラックスシート
バンドー神戸青少年科学館 ソファ型のリラックスシート

 また、プラネタリウムは、その機材、映し出される星空だけでなく、解説にも各施設の特色があり、生解説の他、オリジナルのプログラムにも注目です。

 プラネタリウム100周年を記念して、10月21日にはそのオープニングとなる「全国一斉100周年記念イベント」が開催され、各施設でも独自の催しが企画されています。明石市立天文科学館では「100年前の星空を見上げる」イベントを予定。伊丹市立こども文化科学館では、プラネタリウム誕生100周年、子ども文化科学館のプラネタリウム「メガスター」10周年を記念して、伊丹大使の 「Da-iCE 」花村想太さんが、秋のプラネタリウム星座紹介等のナレーションの一部を担当しています(2023年12月3日までの上映)。

伊丹市立こども文化科学館 ナレーションを担当した「Da-iCE」花村想太さん 

 都市部では光に遮られるなどして人間の目に見えない星までも映し出してくれるプラネタリウム。その技術は日々進化しています。各地のプラネタリウムの特徴を捉えた上で足を運ぶと違った楽しみ方ができるかもしれません。今年はプラネタリウム100周年。初めて満天の星を見た時の感動を思い出してみては。

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