兵庫県明石市は、近代プラネタリウム誕生100周年記念を迎えた2023年10月21日に合わせて、現役としては国内最古となるプラネタリウム(※)が稼働する「時のまち明石のシンボル 明石市立天文科学館」を全国へ発信する記念事業を展開している。
※カールツァイス・イエナ社(当時東ドイツ)製の「Universal 23/3(UPP23/3)」
明石市立天文科学館の開館は1960(昭和35)年6月10日。同館によると、このプラネタリウムは数百枚のレンズ、200枚近くの歯車、90個のランプを組み込み、光学、電気工学、精密機械工学の粋を結集したとされる。9000個の恒星と太陽、月、5つの惑星、天の川、彗星、変光星、人工衛星などが投影できるという。
1923年10月21日、ドイツ博物館でカールツァイス製プラネタリウムが試験公開され、1925年5月に常設された。
これを記念し、2023年10月~2025年5月までを”プラネタリウム100周年期間”とし、世界のプラネタリウムで、様々な記念行事が行われる。
日本国内でも、10月21日に”全国一斉100周年記念イベント”が展開され、同館では「明石で見上げよう!100年前の星空」が開催された。
この一環として、2023年8月に明石~姫路間開業100周年を迎えた山陽電車との共同企画で、それぞれのの100周年を記念した「ヘッドマーク」と「ドア横ステッカー」を掲出した100周年コラボ列車を10月19日(木)から運行している。
【運行期間・区間】
■直通特急(山陽姫路駅~阪神大阪梅田駅) ※5000系・6両1編成で運行
2023年10月19日(木)~2024年3月29日(金) 1日最大5.5往復程度を運行予定
■S特急・普通(山陽姫路駅~阪急・阪神神戸三宮駅) ※5000系・4両・1編成で運行
2023年10月下旬から運行予定
※運行期間は変更となる場合がある。また、車両点検等のため運行しない日もある。