試合後の取材エリア、ミックスゾーンの様子について、ヴィッセルの選手たちの表情も明るいのかと思いきや、永田さんいわく、「かといって、変に調子に乗る感じでもなく、一歩一歩(前に進む)というところはみんな意識しているのかなと」と、イレブンに浮足立ったところはなかったそう。
セレッソ大阪、横浜FM、鹿島といった大事な上位決戦で3連勝をおさめたヴィッセル。次節は17位の湘南ベルマーレとのアウェイ戦になります。
相手の湘南については、「湘南は残留争いがあるので、(なんとしてもJ1に残るという)別の力が出てくるというのもある」と、上位決戦とは違う難しさがあるという、永田さん。
「ただし、4月のホームゲームで、ヴィッセルが2-0で勝ったとき、ハードな戦いを売りにしている湘南の選手たちが『(ヴィッセルは)驚くようなハードさだった』と、みんな言っていました。なので、そのあたりは警戒してくると思いますが、(相手が)上位だから、下位だからとあまり考えず、いつもどおりのことを最初からやれるかどうかが、大事なのかなと感じます。今のヴィッセルはやることをやれば、どこにでもある程度は優位にやれるという手応えはあると思うので」と、今シーズン継続してきた吉田ヴィッセルのサッカーを出すことが勝利への近道になると述べていました。
また、湘南戦のキーマンには「誰もが注目する大迫選手らだけを止めていてもダメだよというのはあるので」と、佐々木選手をピックアップ。最近の試合で特に存在感を増す背番号22の活躍は、次節も欠かせないものになりそうです。
ヴィッセルにとって今シーズン初のJ1リーグ戦4連勝がかかる、湘南との一戦。こちらは10月28日(土)、湘南のホーム・レモンガススタジアム平塚で、午後2時キックオフ予定です。
番組の最後に、『GOGO!ヴィッセル神戸』パーソナリティーの芥田愛菜美から、「永田さんがミックスゾーンで質問するときに心掛けていることは? 『この言葉を言ってほしい』という質問をするのか、それとも、いつも決まっていることがあるのか……。私も取材することが増えてきたので教えてほしい!」とサプライズ質問も。
これに対して永田さんは「ある程度、こういうことで記事を書きたいとかはあって聞くこともありますが、まずは選手をリスペクトというか、謙虚に(応対する)。選手からすると、僕らは別に元プロの選手とかでもないし、『おまえらに何がわかるんだ!』みたいなところもあるかなといつも思っているので。わからないところを教えてもらうという感じです」と、アスリートなど被取材者へのリスペクトの重要性を強調していました。(※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』)