女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは1日、前監督の朴康造氏(43)がテクニカルディレクターに就任することが決まったと発表しました。
朴氏はクラブを通じてコメントを発表。「このたび、INAC神戸のテクニカルディレクターに就任することになりました、朴康造です。まずはコーチングスタッフ、選手を最大限にサポートし、力を発揮できるように努めてまいります。また、ファン、サポーターとの関わり、クラブと地域社会との結びつきを強化し、神戸のまちを盛り上げていきたいと思っております。最後に、11月11日から開幕するWEリーグでは、INAC神戸に関わるすべての方々と一体感を持って戦っていけるように努力してまいります。よろしくお願いいたします」と抱負を述べています。
兵庫県尼崎市出身の朴氏は、神戸の滝川第二高校を卒業後、Jリーグでは京都パープルサンガ(現、京都サンガF.C.)でプロデビュー。その後、韓国Kリーグでのプレーを経て、2003年から10シーズンの間、ヴィッセル神戸の主軸として活躍し、クリムゾンレッド草創期を牽引した1人です。
昨シーズン、トップカテゴリーでの監督デビューを果たした朴氏は、INAC神戸でWEリーグ2位、皇后杯準優勝という成績を収めていました。しかし、「優勝できなければ退任するというのを、シーズンが始まる前から社長と話をしていた。今回2位ということで、優勝できなかったので、退任します」とリーグ戦最終節の記者会見で表明し、その意志は固く、1年で監督の座を退いていました。
今後は、テクニカルディレクターとして、地元・神戸の女子サッカー強豪クラブを支えます。