AKB48の62枚目のシングル『アイドルなんかじゃなかったら』でセンターを務める小栗有以が、10月28日放送のラジオ番組に出演。新曲に込めた思いや5年ぶりにセンターを務めるにあたっての心境、今後の目標について語った。
62枚目のシングル『アイドルなんかじゃなかったら』は、恋に落ちたアイドルの揺れ動く心情が歌詞と振り付けで表現されているという。楽曲について、小栗は「タイトルからしてインパクトがあるのですが、ぜひフルサイズで聴いてほしい」と語り、さらに「“恋をしたアイドル”をテーマに、アイドルである以前に人間であるという複雑な感情を表現しています」とコメント。
「歌詞に『歌番組で歌いながら カメラの向こう あなたにサイン』というフレーズがあるのですが、これは『あなた=自分』だと思いながら聴いてもらえたらと思います」(小栗)
同曲の発売記念コンサート最終日では、AKB48グループの新体制についても発表された。これまで「A」「K」「B」「4」「8」の5つのチームに分かれていたが、今秋からチーム制を休止することに。ひとつのグループとして、メンバーが改めて団結することが狙いだという。新体制について、小栗はこのように語った。
「今までは“同じグループのメンバー同士”という仲間意識はもちろんあったのですが、同時にライバル意識もありました。今回は1度それ(=ライバル意識)をなくして、グループとして新しい魅力を届けていきたいと思っています」(小栗)
そんなグループとしての転換期を迎えたタイミングで、5年ぶりのセンターに抜擢された小栗。「周りからは『大変でしょ』『プレッシャーだよね』と声をかけていただくこともありますが、私はグループが好きだし、センターに立つことも好き」と本音を明かしつつ、ステージで一番前に立つ心境についてこのように語った。
「ずっとグループを見てきたからこそ、ただ楽しいだけじゃダメだと思っています。グループを良くするために何が出来るか、というのを探すようになりましたね。新曲では、今の自分にできるセンターの形をしっかり表現していきたいです」(小栗)
さらに同楽曲の購入者イベントとして、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となっていた個別握手会の再開も発表されている。この発表について、小栗は「ファンの方は楽しみにしてくださっているんじゃないかと思います。私たちにとっても、直接お会いして気持ちを伝えたり、ファンの方からの気持ちを受け取ることのできる(握手会は)、『ファンって大事だな』と思える機会です」と喜びを噛みしめた。
番組の最後には、「今後はもっと自分の人間力や可能性を探していきたいので、挑戦を拒まずにいろいろなことをして進化していきたいですし、そういう気持ちをずっと持ち続けていたいと思います」と今後の目標を明かした。
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年10月28日放送回より