ラジオパーソナリティやタレントとしても活躍するシンガーソングライター近藤夏子のニューデジタルEP『I I I』(読:トロワ)が、11月1日(水)に配信リリース。自身が担当するラジオ番組『Clip』で楽曲に込めた思いについて語った。
近藤が自分自身と向き合いながら、大きな“愛”について綴った本作。
自分で自分を愛せないとき、大切な人が愛してくれて救われた経験をもとに生まれた楽曲『I。』、三日月のように、未完成で完璧じゃなくても満たされている幸せを歌い、そっと大切な人を応援する『アイノコトバ〜微笑み月〜』、軽快なメロディにのせて生きていくエネルギーが溢れ出す『おしまいのうた』の3曲が収録されている。
本作について、「本当に大満足の出来で自信がある。ただ自信があると言っても、『みんなに共感してもらえる』『ウケる』と思っているわけではなくて、『自分がやりきった』と言える自信なんです」と思いを吐露。そのうえで、「これまでにたくさんの楽曲をリリースしたけど、『この曲が心から好きです』と本気で思ってリリースするのは今回が初めてかもしれない」と現在の心境を漏らした。
過去のリリース曲についても「大好きで思い入れもある」としつつ、それらは自分自身が満足したというよりも「自分以外の誰かを思って作っていたり、周りの人たちの声や意見を反映して作ってきたところもある」と振り返った、近藤。
一方、本作は「楽曲もジャケット写真も、とにかく私自身が満足できるものを作ろうと思って細部までこだわったし、出しきった」とひと言。「こんなにも『早くみんなのもとに届けたい』と思ったのは初めてです」と、従来とは異なる思いを明かした。
発売日の11月1日は、愛犬・アンちゃんの誕生日であることから思い入れも強い。アンちゃんの名前の由来が「I(アン)」「II(ドゥ)」「III(トロワ)」であることからも、11月1日をリリース日に決めたという。
「なにも知らずに聴くと、ファンでも近藤夏子の楽曲だと気づかないかもしれない」と話すほど、これまでの近藤夏子のイメージを覆す新たな気持ちで制作したという本作。「近藤夏子なんだけど、近藤夏子じゃない。『新生・近藤夏子』として聴いてほしい」と呼びかけた。