電力大手10社で構成される電気事業連合会(電事連)は11月、大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)に出展するパビリオン建設に着工した。
パビリオンの正式名称は『電力館 可能性のタマゴたち』。
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と親和性を持たせた電事連のテーマは「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」。体験型のパビリオンとして、 社会インフラを支える電力業界ならではの視点で未来社会を描く。
エネルギーに関わる“可能性のタマゴ”を数多く体験してもらおうと、パビリオンの外観はタマゴ型にした。表面には様々な形の平面を組み合わせた「ボロノイ構造」を採用する。
天候や時間帯により、建物全体の見え方が多彩に変化するよう色はシルバーをベースにした。未来に向けた多くの可能性などを表現し、自然や周囲との環境の調和も目指したいとしている。
展示内容の詳細は、今後発表する予定。
現在、脱炭素社会の実現に向け、クリーンエネルギーを中心とした社会システム全体の大きな構造転換が求められている。
電事連は、温室効果ガスの排出をゼロとする「カーボンニュートラル」時代のさらに先を見据えて、「ワクワクする体験」を提供したいとしている。
■「電力館」可能性のタマゴたち ※映像提供・電気事業連合会