警察官の方は続けて、「今まで本当に運転お疲れ様でした。今まで運転しててね、『歩行者が危ないな』って思ったことあったと思うんです。これからはマミィさんが歩行者だから、マミィさんは運転してたから危ないのがわかると思うから。車に気を付けてね、ずっと元気でいてくださいね」と、温かい言葉をかけてくれました。「うんうん、そうするね、ありがとうね」と嬉しそうなマミィさん。
漫画を描いたけえこさんに、話を聞きました。
ーーお母様が免許を取得されたのはいつごろでしょうか?ずっと無事故無違反だったのでしょうか?
「母が免許を取得したのは、30代のころでした。リビングのテーブルで教本を覚えていたのを子供心によく覚えています。昔、1人で柵にぶつかったことが1度だけあるようですが、それ以外には大きな事故も違反もありませんでした」
ーーお住まいの場所は、車が無くても、バスや電車等で生活に不便はなさそうでしょうか?
「買い物するところも駅も近いので、大きな支障はありませんでした。だから返納しやすかったのかもしれません。これまではみんなでご飯を食べに行くときや、お客様がうちに遊びにきてくれて帰りに送っていくときなどに車を利用していました。運転頻度は週2、3回くらいだったと思います」
ーーお母様が所有されていた車は、どうされるのでしょうか?
「昔は兄も同居してたので同じ車に乗っていましたが、免許を返納するだいぶ前から車には乗ってなかったので、車はありませんでした。母はもともとドライブが大好きで、昔は家族を乗せて、色々なところへ連れて行ってくれました」
ーー警察官の方に言われた言葉は、他にありますか?
「タクシーの割引とかもあるからね、今日は歩いて帰るの?など、色々お声がけしてくださいました。本当に優しく対応してくださり、感謝しています」