ーーこの桃尻はこれからもキープしていく予定でしょうか?他にやってみたいカットはありますか?
「桃尻はしばらくはキープ予定です。そのためのブラッシングは欠かせませんけど…(笑)。新たなカットについては、今は考えていません。この先挑戦するとしたら、もっとリアルなテディベアかもしれません」
ーートリミングサロンの方は、桃尻カットについてどのようにおっしゃっていましたか?
「しらすのカットをずっと担当してくださっている、トリミングサロン『犬濯屋川村』のトリマーの川村千鶴オーナーより、以下、プリケツカットへのこだわりなどの回答をもらいました。
『ママさんより、普通の桃尻ではなく、リアルな人のおしりみたいにしてほしいとのご要望をいただいたので、ひたすら人のおしりに近づけるように作りました!勝手にテーマを決め、『黒人さんのような超ぷりっとした、ドナルドダックのようなおしり』と決めて、しらす先輩の体の毛を伸ばしながら、4カ月かけて作り上げました(笑)。
ポイントは腰から盛り上がるおしりで、腰から先に作りました!自分の理想的なおしりをしらす先輩で再現させてもらいました(笑)。挑戦させていただいた、しらす先輩ママさんに本当に感謝です!』」
ーー最後に、しらす君について教えてください。
「しらすとの出会いは、ペットショップに可愛いトイプードルがいたと聞いて見に行ったところ、その子は病気で店頭にはおらず、スタッフの方が『この子、可愛いと思うんです』と代わりに抱っこしてきたのがしらすでした。生後3カ月前で、愛知県のブリーダーから千葉県のショップに来た子でした。
私はすぐ連れて帰りたかったのですが、主人はワンちゃんを飼うことについて、先のことを考えて悲しくなるからという理由で反対しました。一旦お店を後にして車で自宅へ帰る途中、ちゃんと責任もって面倒見れるのか?共働きであんな小さなワンコはお留守番できるのか?など話し合いました。初めてワンちゃんを飼う私たちにとっては不安だらけで、悩みました。
主人の『もう1回行ってまだあの子がいたら…』という言葉で、もう一度お店に引き返しました。『さっきのトイプーで胸のところが白い毛の子!どこですか?』と聞いたところ、トイプーちゃん数匹のなかに、ちょこんと座っていたのが記憶に残ってます。しらすを家族に迎えた瞬間でした。どの子も小さいから可愛いく見えるものですが、1番の決め手は、胸のところが月の輪熊のように、ワンポイント白い毛なところでした。
しらすは基本的に大人しく手がかからない子ですが、反面、せっかちさんです。とにかく甘えん坊で男子マザコン気味。家族と遊ぶことが大好きで、一緒に遊べるなら、遊びは何でもいいようです。おもちゃを投げて取りに行く、持ってくる、投げる、この繰り返しが大好きです。嫌いなことは歯磨きです。これからもしらすの可愛い姿を見守っていただけると嬉しいです」
(取材・文=ししまる555)