◆総力戦で挑んだ全国大会
近畿大会を経てつかんだ全国大会への切符。今年は鹿児島開催だったため、移動や準備の苦労が多かったそうです。同校はこれまで春夏合わせて4回全国大会に出場していますが、今回は役者・スタッフ総勢22人という過去最大人数の総力戦で挑みました。
その結果は、優良賞。生徒それぞれが役割を果たして素晴らしい芝居に仕上がったと、喜びを語ってくれました。また、『リセマ達』は59分7秒という長い作品ですが、それを約2000人の前で上演できたことは誇りだと、振り返ります。
11月には神戸地区大会があり、今年もコンクールが始まります。全国大会を経験した部員の皆さんも、また一から芝居を作り上げていきたいと、次を見据えて動き出していました。
次回作のタイトルは『風は西から』。同校は神戸市の“西”区に位置することもあり、タイトルにちなんで“風は西から”起こしていくという思いが込められているのだとか。
吉本さんは、「勝ち負けを意識しすぎずに、演者や観客など劇場内にいる全ての方が楽しめるような芝居を思う存分やりたいです。」と、今後の大会に向けた思いを話します。高野さんは「滝川第二演劇部のモットーの一つである“お客さんに明日を届ける”ような芝居を全力でお届けします。」と意気込みを語ってくれました。
※ラジオ関西『Clip火曜日』より
(※1):第42回近畿高等学校総合文化祭演劇部門兼第57回近畿高等学校演劇研究大会
(※2):第47回全国高等学校総合文化祭兼第69回全国高等学校演劇大会(鹿児島県大会)
(取材・文=市岡千枝)