そして、亀甲(かめのこう)駅。駅舎は亀をモチーフにした造りになっています。建物から黄色い亀の首が飛び出たように設計されていて、その目はアナログ時計。駅舎では本物の亀も出迎えてくれます。
SAKU美SAKU楽で楽しむ、約1時間40分ののんびり列車旅。車窓からの景色についても車内アテンダントさんの案内がありました。紅葉にはまだ少し早い時期でしたが、やがて色づく木々とピンクの列車とのコラボは、きっと映えるでしょうね。
津山駅に到着したあとは、鉄道つながりで、すぐ近くの『津山まなびの鉄道館』へ向かいました。こちらでは、扇形をした機関車庫がまず目に入ります。
『旧津山扇形機関車庫』は、国内に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模を誇るそうです。車庫には、「D51」(通称「デゴイチ」)や、国内で1台しかない「DE50形ディーゼル機関車」など、様々な列車が展示されています。
あゆみルーム、しくみルームといった名の付いた展示室には、貴重な資料などが並んでいます。その中で初めて知ったのが車体番号の意味。例えば、先述のSAKU美SAKU楽の「キハ40」なら……
「キ」 気動車の種別です。「キ」は、エンジン付きの気動車。
「ハ」 用途を表していて、「ハ」は普通車の意味。
「4」 エンジンの方式を示すもので、「4」は液体式エンジン1基。
「0」 運転台の有無を表します。「0」は前後2つの運転台がある車両。
鉄道ファンなら当たり前の知識なのだと思いますが、「そういうことだったのか」と勉強にもなりました。
さぁ、いよいよ津山城に向かいます。
《2》に続く