マンションの掲示版に「デジタルサイネージ」活用 サイン・ディスプレイ・内装工事手がける神戸の企業 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

マンションの掲示版に「デジタルサイネージ」活用 サイン・ディスプレイ・内装工事手がける神戸の企業

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 世界中に大きな経済的打撃も与えた新型コロナ。各企業は、“元に戻す”以上に新たな道の開拓を模索している。そこで今年9月、ポストコロナのビジネスチャンスを探ろうと、地元信用金庫が主催する『こうべしんきん ビジネスメッセ 2023』が兵庫県神戸市内で開かれた。

 今シリーズでは、メッセを通じて発信された、兵庫・神戸の企業の独自技術やサービスを全23回にわたって紹介する。第5回は、サイン・ディスプレイ工事や内装工事などを手がける株式会社ハイテクノ(神戸市西区)。

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 株式会社ハイテクノは、商業店舗やオフィスなどの屋内外設計からデザイン、そして内装工事や看板まで、建築工事とデザインをワンストップで手がける事業を展開している。さらに、同社が力を入れているのが広告の分野だ。

「電子看板とも呼ばれますが、ディスプレイを使って情報発信を行うシステムであるデジタルサイネージを扱う『マンションサイネージ』という事業を手がけています」と話すのは、プロモーションユニットサブマネージャーの須藤清貴さん。

 最近駅や公共のスペースで増加しているデジタルサイネージ。これをマンションに導入するのが、同社が取り組むマンションサイネージ事業だ。

街なかに設置されたデジタルサイネージ ※イメージ (C)123RF.COM
街なかに設置されたデジタルサイネージ ※イメージ (C)123RF.COM

 一般的に、マンションのオーナー・管理人が居住者に何か案内をするためには、掲示板などに張り紙をして、情報が更新・変更されるごとにそれを入れ替える必要がある。オーナーや管理人が高齢だと、張り替え作業が大変になってくることは想像に難くない。デジタルサイネージを活用すれば、そうした作業が必要なくなるうえ、遠方に所有するマンションにも活用できるという。

従来のマンションの張り紙(イメージ)
従来のマンションの張り紙(イメージ)

「弊社がデジタルサイネージを管理し、中に広告を入れさせてもらう。その広告の運用で利益を上げる仕組みなので、オーナーさんは(機器を)無料で設置できるという点を謳っています」と須藤さん。

 デジタルサイネージを利用することで、マンションのエントランスをすっきりさせることもできるという。これから様々なマンションに導入されていくかもしれない。

写真左から 株式会社ハイテクノの須藤清貴さんとラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
写真左から 株式会社ハイテクノの須藤清貴さんとラジオ関西パーソナリティの三上公也氏

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2023年9月19日放送回より
※記事内の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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