高速道路のグルメがおいしく感じるのはなぜ? 専門家「さまざまな心理がそうさせる要因になっている」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

高速道路のグルメがおいしく感じるのはなぜ? 専門家「さまざまな心理がそうさせる要因になっている」

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◆旅の食事の特別感からおいしく感じる

「他にもSA・PAに立ち寄るということは、それが休日の旅行であれ仕事の出張であれ家とは離れたどこかへの旅路であるはずです。新幹線で食べる駅弁や旅先で食べるご飯が特別に感じられて思い出にも残るのと同じように、旅の食事という特別感から、SA・PAのグルメもおいしく感じられるということも考えられます」(大沼准教授)

「新幹線の弁当」のような特別感がSA・PAにも

 高速道路で食べるグルメがおいしく感じる理由をいくつか挙げてもらいましたが、「他にもいろいろな心理的要因がありそう」とのこと。

 ちなみに、高速道路のグルメは味の濃い料理が多いようにも感じます。この理由について大沼准教授は「小さな子どもから大人・お年寄りまで、幅広い年代層の方が利用しますよね。そうすると、特定の狭い層にだけウケる味つけやメニューではあまりよろしくない。誰でも普通においしいと思えるような味つけで、なおかつ世代を問わず好まれるようなメニューが望ましいため、全体的に濃いめの味つけや日本人にとっての定番のメニュー(カレーやラーメン・焼きそば・たこ焼きなど)が提供されるようになったのではないでしょうか」と推測しています。

SA・PAグルメは誰からも愛されるメニューを揃える

(取材・文=宮田智也)

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