プロ野球・阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を祝うパレードが23日、兵庫県と大阪府で行われました。午前11時からは神戸会場で阪神が、大阪会場でオリックスがパレードし、午後2時からはそれぞれが入れ替わって登場。各会場では、応援するチームのユニフォームを着たり、選手の名前が書かれたグッズを持ったりした大勢のファンが詰めかけました。
神戸での優勝パレードは、阪神は2003年以来20年ぶり、オリックスは1996年以来、27年ぶりです。神戸会場では、3台のバスに分かれて三宮・東遊園地前をスタートし、元町エリアを通ってメリケンパークに向かう2キロのコースを45分ほどかけて進みました。スタート前のオープニングセレモニーで、阪神の岡田彰布監督が1年間の声援に感謝の言葉を述べ、「(選手時代に日本一を成し遂げた)38年前は優勝パレードができなかった。日本一の栄冠を勝ち取った初めての優勝パレードをやってもらえることになった。すごい声援を受けてみんなにお礼をしたいと思う」とあいさつすると、沿道からは惜しみない拍手が送られました。
一方、オリックスの杉本裕太郎・選手会長は、「来年は、リーグ4連覇・日本一奪回を目指すシーズンになる。今まで以上に厳しい戦いになると思うが、皆さんで関西を盛り上げよう」と呼びかけると、大きな声でエールが飛びました。
大阪会場では、御堂筋のおよそ1.7キロの区間で選手らがファンの声援に笑顔で手を振るなどして応えました。
阪神はセ・リーグを18年ぶりに、オリックスはパ・リーグを3シーズン連続で制覇。両チームは日本シリーズで、59年ぶりとなる関西ダービーを戦い、阪神が4勝3敗で38年ぶりの日本一に輝きました。