栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、ゆでるだけで簡単にできる「鶏むね肉のチャーシュー」のオリジナルレシピを紹介した。
「ズボラな自分にぴったりのメニューです!」という宣言とともに、レシピ紹介をはじめたぽんぽ娘。ゆでるだけ、たったの1ステップでできる簡単レシピだ。
チャーシューには豚肉を使うことが多いが、昨今の値上げラッシュで豚肉には手が出ず、「鶏むね肉しか買えなかった」と嘆いたぽんぽ娘。しかし、むね肉はヘルシーであるという利点もあり人気の部位でもある。「火を通しすぎるとパサパサになりおいしくなくなってしまうため、パサつかない方法にした」と説明しつつ、作り方を紹介した。
◆鶏むね肉のチャーシュー
【材料】
・卵(2個)
・鶏むね肉(1枚)
・醤油(大さじ3)
・みりん(大さじ2)
・はちみつ(大さじ1)
・にんにくチューブ(2センチ)
・生姜チューブ(2センチ)
・白ネギの青いところ
【作り方】
(1)鶏むね肉の皮をとって観音開きにしたあと、フォークで全体に穴をあけておく。
(2)クルクルと巻いた鶏むね肉を、加熱可能なフリーザーバッグに入れる。調味料をすべて入れてよく揉みこみ、最後にネギを加える。この際、空気が入らないようにしっかり密封する。
(3)鍋に水と卵を入れ、沸騰させる。
(4)沸騰したら火を止める。袋ごと鶏むね肉を入れ、ふたをしたまま30〜40分放置する。
(5)袋から取り出し、食べやすい大きさにカットする。フライパンなどで煮詰めた煮汁を上からかけ、ゆで卵を飾ったらできあがり。
味が染みこみやすくなるよう、鶏肉の穴はかなりしっかりあけるのがポイント。ぽんぽ娘いわく、「ストレス発散だと思って思いきりやってください」とのこと。
鶏むね肉のサイズが大きい場合、火が通りにくい可能性がある。その際はフリーザーバッグを鍋に入れたあとに再度お湯を沸騰させてから火を止め、ふたをして放置し完全に火を通す。沸騰したお湯で煮るとパサつく原因になるので注意が必要。
ゆで卵を煮汁につけて味玉にしてもおいしい。とろみのあるタレなので、チャーシューにかけるときは煮詰めてからがおすすめだそう。タレは子ども向けにかなり甘めの味つけになっているため、甘みが苦手な場合ははちみつやみりんの量を減らして調整してほしいが、照りを出すためにどちらかは入れたほうが良いとのこと。
ゆでている間にもう1品作ることもでき、日持ちするため作り置きにも向いている。簡単かつ万能な1品となった。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2023年11月17日放送回より
【放送音声】2023年11月17日放送回