11月14日、大阪市内で開かれた大阪・関西万博の「国際参加者会議」で、大屋根(リング)の設計者で会場デザインプロデューサーを務める建築家・藤本壮介氏は海外各国の代表者に向け、「大屋根(リング)は、 会場全体をつなぎ、世界が団結するイメージしている。ダイバーシティ(多様性)とユニティ(結束)の結晶である」と説明した。
そして、各国担当者から閉幕後の活用についての質問に、藤本氏は現在重要な課題として議論を進めていると話し、「現地での保存」や、「モジュール(交換可能な一部分)として移設」も検討していることを明かした。
自見英子(はなこ)万博担当相は11月10日の記者会見で、大屋根について「(予算縮小を視野に入れた)再設計は考えていない」と述べている。