11月20日から26日までの1週間に、兵庫県の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者は1か所平均で2.01人で、前の週の1.25倍に増えました。感染者はこれまで10週連続で減っていましたが、増加に転じました。これは30日、兵庫県が公表したものです。定点医療機関198か所の報告を取りまとめたもので、感染者の数はあわせて398人でした。保健所別の感染者は1か所あたり、神戸=0.98人、芦屋=2.00人、伊丹=1.42人、宝塚=2.67人、加古川=2.29人、加東=2.92人、龍野=2.50人、赤穂=4.17人、中播磨=6.50人、豊岡=2.75人、朝来=5.00人、丹波=5.20人、洲本=3.63人、姫路=1.74人、尼崎=1.07人、西宮=1.00人、明石=1.91となっています。
年代別では、0歳=0.04人、1-4歳=0.18人、5-9歳=0.19人、10-19歳=0.28人、20-29歳=0.23人、30-39歳=0.17人、40-49歳=0.21人、50-59歳=0.21人、60-69歳=0.15人、70-79歳=0.15人、80歳以上=0.21人です。10-19歳が最も多く、全体の14%を占めています。兵庫県感染症対策課は「気温が下がり、新型コロナの感染者が増えやすい季節に入った」として引き続き注意深く見ています。一方、インフルエンザの感染者も前の週より増え、1か所平均20.97人となりました。県内に17ある保健所のうち、姫路・明石・加古川・龍野・赤穂・中播磨・豊岡・朝来が警報レベルで、神戸・尼崎・西宮・芦屋・伊丹・宝塚・加東・洲本が注意報レベルです。ここ5週間のインフルエンザ患者2万人あまりのうち、15歳未満の子どもが感染したのが全体の76%を占めています。