大阪・関西万博 成功のカギ握るデジタル「前売券」販売開始 経費上振れ批判の中、運営費大半まかなう | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 成功のカギ握るデジタル「前売券」販売開始 経費上振れ批判の中、運営費大半まかなう

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 大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)の開幕まで500日となった11月30日、運営する日本国際博覧会協会が前売入場券を発売した。

 入場券はQRコードを用いた電子チケット。博覧会協会の専用サイトから購入できる。

 会期中に販売される一日券は大人(※)7500円に設定されている。

大阪・関西万博はデジタル(電子)チケット QRコードを使用<2023年11月30日午後 東京・虎ノ門> ※画像提供・日本国際博覧会協会

 約2820万人の来場者を見込む大阪・関西万博。入場券の販売総数2300万枚(予定)のうち約6割の1400万枚を前売券として販売する。さらに入場可能な期間を前半に限定した「前期券」などの販売により早めの来場を促し、混雑の緩和を図りたいとしている。

大阪・関西万博-入場料金 ※価格は税込み・前売券の販売は2025年4月12日まで 画像データ提供・日本国際博覧会協会

 入場券収入は万博運営費の原資となるため、万博成功の鍵を握るのは、この売れ行きにかかっている。

 この日、東京都内で開かれた『開幕500日前イベント~いよいよ入場チケット販売開始』では、大阪・関西万博のスペシャルサポーターに就任したダンス&ボーカルグループ・FANTASTICS from EXILE TRIBEがゲスト出演し、前売券購入を呼び掛けた。

 イベント冒頭では岸田文雄首相が「自治体や経済界と連携し、政府一丸となって準備や機運醸成を進める」と映像でメッセージを寄せた。また西村康稔経済産業相は「万博予算は無駄遣いがないよう、コストを徹底的に管理する」と述べた。

 そして博覧会協会・十倉雅和会長(経団連会長)は「開幕まで多くの課題が残されているが、ひとつひとつ解決してすばらしい万博をつくり上げていきたい」と決意を新たにした。

 前売券は通常より割安に設定される。好きな日に1回入場できる「一日券」は、2024年10月6日までに購入する場合は“超早割”として、大人(18歳以上)が、通常7500円が6000円に。


大阪・関西万博チケットインフォメーション

■大阪・関西万博万博紹介 概要編(※映像提供・2025年日本国際博覧会協会)


■大阪・関西万博万博紹介 銀シャリ編(※映像提供・2025年日本国際博覧会協会)

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