大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)で、サントリーホールディングス(HD)とダイキン工業(いずれも本社・大阪市北区)が、「未来社会ショーケース」として共同出展する水上ショーのタイトルとコンセプトを発表した。両社の水上ショーに関する発表は2022年10月以来となる。
タイトルは「アオと夜の虹のパレード」。
サントリーの“水と生きる”、ダイキンの“空気で答えを出す会社”という、それぞれのコーポレーション・スローガンに基づき、何十億年にわたり地球のすべてを見てきた「水」と「空気」の物語を体感してほしいとしている。
ショーのストーリーを紹介するWEBサイト(https://www.expo2025.airandwatershow.jp)も、12月13日に公開された。
会場の人工島・夢洲ならではの試みとして、演出に使う水は近海からくみ上げ、ウォータープラザの水域に張りめぐらせて、再び海に戻すという循環サイクルによって環境への付加を軽減する。
水上ショーの企画は、サントリー側がダイキンに働きかけて実現した。トップ同士が旧知の仲であり、サントリー創業者・鳥井信治郎氏の「やってみなはれ精神」という挑戦者としての気質が、ダイキンの経営姿勢とも合致するという。
両社はそれぞれ、1970年・大阪万博、1990年・国際花と緑の博覧会(花の万博)にも参画している。
「未来社会ショーケース」は、”いのち輝く未来社会のデザイン”をテーマとした大阪・関西万博会場で、近未来の生活を体験できる先進技術の実証事業。
2025年以降の未来を支える先進的な技術や社会サービスなどを整備し、運営・展示・催事などに活用して来場者に体感してもらう取り組み。 空飛ぶクルマや超高速通信などもこれに当たり、パビリオンとも異なる。