フランス国籍の女子大学生、合成麻薬「MDMA」など密輸 神戸税関が告発 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

フランス国籍の女子大学生、合成麻薬「MDMA」など密輸 神戸税関が告発

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 合成麻薬「MDMA」などを国際通常郵便で密輸しようとしたとして、神戸税関は14日までに、関税法違反(禁制品輸入未遂)容疑で、フランス国籍の女子大学生(20・兵庫県西宮市)を神戸地検に刑事告発した。

 女子大学生は関西学院大学(同市)の交換留学生。2023年10月、合成麻薬「MDMA」5錠(末端価格約3万円)と、細長いシート状のLSD1枚(同約2万5千円)を国際通常郵便でオランダから輸入しようとした疑い。神戸税関によると、「自分で使うために輸入した」と容疑を認めているという。

押収されたMDMA ※画像提供・神戸税関
押収されたLSD ※画像提供・神戸税関

 横浜税関の職員が成田空港のX線検査でMDMAなどを隠した郵便物を発見、女子大学生宛てだったため、近畿厚生局麻薬取締部神戸分室が11月20日に麻薬取締法違反容疑で逮捕した。その後、神戸地検が同罪で起訴した。

 これを受け関西学院大学は「交換留学生は、来日前に日本への持ち込み薬物に関する情報提供を受けた上で、法令遵守の誓約書に署名をしていた」と説明。「来日後のオリエンテーションでも、再度法令遵守の呼びかけと指導を行っていたにも関わらず、このような事案が発生したことは大変遺憾」とコメント、留学生等の受け入れにあたって、日本における違法薬物に関する教育の徹底に取り組むとしている。

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