12月4日から10日までの1週間に、兵庫県の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者は1か所平均で3.03人で、前の週に比べて1.39倍に増えました。これは14日、兵庫県が公表したものです。定点医療機関198か所の報告を取りまとめたもので、感染者の数はあわせて600人でした。保健所別の感染者は1か所あたり、神戸=1.56人、芦屋=0.67人、伊丹=2.67人、宝塚=6.22人、加古川=4.21人、加東=4.31人、龍野=4.88人、赤穂=9.50人、中播磨=6.50人、豊岡=0.88人、朝来=2.33人、丹波=4.40人、洲本=3.13人、姫路=4.26人、尼崎=2.07人、西宮=1.50人、明石=1.55人となっています。
年代別では、0歳=0.13人、1-4歳=0.22人、5-9歳=0.24人、10-19歳=0.45人、20-29歳=0.26人、30-39歳=0.29人、40-49歳=0.29人、50-59歳=0.28人、60-69歳=0.32人、70-79歳=0.27人、80歳以上=0.27人です。一方、インフルエンザの感染者も前の週より増え、1か所平均29.78人となりました。県内に17ある保健所のうち、尼崎・姫路・明石・伊丹・宝塚・加古川・加東・龍野・赤穂・中播磨・豊岡・朝来・洲本が警報レベルで、神戸・西宮・芦屋が注意報レベルです。ここ5週間のインフルエンザ患者2万人あまりのうち、15歳未満の子どもが感染したのが全体の74%を占めています。兵庫県感染症対策課は「インフルエンザの流行は続いている」として、「感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めに診察を受けることが重要」と呼びかけています。