自動車整備士のやりがいと苦労とは 「電子制御系が増えて」「短時間車検も主流なので」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

自動車整備士のやりがいと苦労とは 「電子制御系が増えて」「短時間車検も主流なので」

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 自動車整備士として実績を積み、現在は無店舗型の中古車販売事業を展開する会社の代表が、ラジオ番組でこれまでの経験や今後の展望を語りました。

Mobility World代表の中田博之さん

 Mobility World代表の中田博之さんは、自動車整備士を経て、現在は無店舗無在庫という形態で中古車を販売。仕入れてきた車を自ら整備したうえで顧客へ提供しています。

 高校卒業後、整備士の学校を経て、国家資格である自動車整備士を取得した中田さん。国内大手のメーカー系ディーラーで約12年間勤務し、大手中古車販売会社へ転職。そこで「お客様が、直接私に要望を言ってくれることもあった。だったら、販売からアフターサービス、フォローまでを一括して1人でできたらな」という思いが生まれ、独立につながったといいます。

 12年間で感じた“整備士の大変さ”について、「整備士不足。労働環境が良くないし人数も少ない」と実情を明かした中田さん。

「電子制御系が増えていて、メンテナンスに時間がかかるうえに納期へのプレッシャーもあった」「当時は短時間車検が主流だったこともあり、『4時間後までに』という厳しい状況だった」という経験も吐露。一方で、「目標に向かってチームで作り上げるという点では楽しさもあった」と、整備士の醍醐味も語っていました。

 新たなチャレンジの場に身を置く中田さんは、「今は車離れが深刻化している。でもやっぱり、車が好きな人は結構いると思う。スポーツカーに乗ってみたい人もいると思う」と述べつつ、「車を持ってまでは……という人向けに、気軽に乗ってもらえるような、乗りたいときに乗ってもらえるようなサービスを作りたい」と抱負を語りました。

Mobility World代表の中田博之さん(写真中央)、番組パーソナリティーの中田仁之(同右)、西岡詩穂(同左)

※ラジオ関西『アスカツ!』2023年11月18日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】



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