12月11日から17日までの1週間に、兵庫県の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者は1か所平均で3.49人で、前の週に比べて1.15倍に増えました。これは21日、兵庫県が公表したものです。定点医療機関198か所の報告を取りまとめたもので、感染者の数はあわせて691人でした。保健所別の感染者は1か所あたり、神戸=2.04人、芦屋=1.00人、伊丹=3.25人、宝塚=6.56人、加古川=6.29人、加東=3.54人、龍野=5.25人、赤穂=9.33人、中播磨=10.00人、豊岡=1.88人、朝来=3.00人、丹波=6.40人、洲本=4.13人、姫路=4.00人、尼崎=1.93人、西宮=1.79人、明石=1.91人となっています。
年代別では、0歳=0.11人、1-4歳=0.25人、5-9歳=0.25人、10-19歳=0.47人、20-29歳=0.31人、30-39歳=0.33人、40-49歳=0.38人、50-59歳=0.43人、60-69歳=0.22人、70-79歳=0.37人、80歳以上=0.36人です。兵庫県感染症対策課は「呼吸器疾患が増える寒い季節に入り、例年同様に新型コロナの感染者も増える傾向にある」として引き続き注意深く見ています。一方、インフルエンザの感染者は前の週よりわずかに減り、1か所平均28.10人となりました。県内に17ある保健所のうち、尼崎・姫路・明石・伊丹・宝塚・加古川・加東・龍野・赤穂・中播磨・豊岡・朝来・洲本が警報レベルで、神戸・西宮・芦屋が注意報レベルです。ここ5週間のインフルエンザ患者2万人あまりのうち、15歳未満の子どもが感染したのが全体の74%を占めています。兵庫県感染症対策課は「インフルエンザは兵庫県全体として警報レベルの一歩手前で、流行が続いている」「感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めに診察を受けることが重要」と呼びかけています。