【春名】 メディアでの顔出しをしていないなど、実は、ニシハラさんには謎な部分が多いんですよね。そこで、ニシハラさんについて掘り下げてみたいと思います。沖縄出身だそうですね。
【近藤】 沖縄出身なんですか! 沖縄感が感じられないですね!
【ニシハラ】 そうですね。誰からも言われたことないです。
【春名】 沖縄出身なのに、夏が嫌いでめちゃくちゃ暑がりだとか?
【ニシハラ】 暑がりというか暑さに弱くて、今年も熱中症で運ばれちゃったんですよ。去年も8月ごろに熱中症で運ばれましたし。だから夏が嫌いというか、夏は危ないんですよね。
【近藤】 嫌いとかいう問題じゃなくて、命の危機じゃないですか。
【春名】 あと、沖縄出身なのに海に行ったことがないとか?
【ニシハラ】 いや、海に行ったことがないというのはさすがに嘘になりますね。神戸にもすぐそこに海がありますし、スタジオからも見えてますし。まあ、泳がないというのはありますね。
【春名】 厳密に言うと、自分の意思で海に行って泳いだりマリンスポーツを楽しんだりしたことがない、ということですね(笑)。
【近藤】 それは「海に行ったことがない」でいいでしょ(笑)!
【春名】 寝る前には、こわい話や都市伝説を聴くそうですね?
【近藤】 寝る前に? こわくないんですか?
【ニシハラ】 最初はこわかったんですけど、だんだん慣れてきて。こわい話って、展開が同じじゃないですか。もともと、棒読みというか一定の音で落ち着くから、という理由で機械音声みたいなのを聴いていたんですけど、普通の話だと飽きてきて。それでこわい話を聴くようになったんです。
【近藤】 それってよく眠れるんですか?
【ニシハラ】 眠れますね。どちらかというと、僕は寝るのに時間がかかるタイプなんですけど。
【近藤】 私も入眠するまでに時間がかかるので聴いてみようかな。こわいのが苦手なんですけど、慣れるまでにどのくらいかかりましたか?
【ニシハラ】 パターンがあって、それらをひと通り聞いたら「同じだな」と思えるかな。
【春名】 古典落語みたいに、こわい話にもひと通りがあるんですか(笑)。
【近藤】 本当におもしろいですね。春名くんもこの正直さを見習ったほうがいいよ! どうしたら自分を取りつくろわず嘘をつかずにいられるのか、アドバイスはありますか?
【ニシハラ】 でも、そう(取りつくろったり嘘をついたり)しないと生きていけないじゃないですか。まあ、いろいろ諦めないと本当のことは言えないですね。
【近藤】 めっちゃ深いですね! いろんな欲や掴みたいことがあったりすると自分を取りつくろってしまうけど、諦めて自分の場所で生きるってことですね。
【春名】 勉強になります!
【ニシハラ】 いやでも、いろいろなくなるんでやめたほうがいいんじゃないですか。
【春名】 え、何をなくしてきたんですか(笑)?
【近藤】 もう本当に、そんなニシハラさんがどんな楽曲を書くかとか、改めてみなさんにも聴いてほしいですね。
【春名】 peanut buttersは、2022年にサポートボーカリスト・穂ノ佳さんを迎え、11月にはニューアルバム『peanut buttersⅡ』をリリースしました。このアルバムに込められた思いは?
【ニシハラ】 CDで曲を聴く機会ってあまりないと思うんですけど、パッケージが見れたり、形に残るというのはすごくうれしいですね。
【近藤】 全国でライブを実施されていますが、ライブのときは顔出しをどうしているんですか?
【ニシハラ】 ライブのときは出していますね。予算の関係で。
【近藤】 いろいろお金かかりますもんね(笑)。本当に正直ですね。今日学んだことがたくさんあるので、私も“ニシハライズム”をもらっていきます。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2023年12月11日放送回より