1000人のサンタ、ハンドベルで“第九” 「また来年も」情熱そそぐ女性の思い…グランフロント大阪 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1000人のサンタ、ハンドベルで“第九” 「また来年も」情熱そそぐ女性の思い…グランフロント大阪

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 2020年、地元・西脇市に新設された「オリナスホール」のこけら落としイベントとして開催された「ミュージックベル・トーンチャイム全国コンテスト」が3年続いている。
 昨年(2022年)からは震災復興応援コンサートも再開し、今年は宮城県気仙沼でコンサートも開いた。

 さらに一般社団法人「日本ミュージックベル・トーンチャイム協会」を設立するなど、活動の場を広げることができた。楽器の特性やその魅力に救われたのだ。

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 こうして迎えた『Grand Santa Bells(グランサンタベル)』本番。

 熊原さんは「本番当日は暖かで好天に恵まれ、1000人のハンドベルで一つになることができる素晴らしい時間だった」と振り返る。
 そして、「1人が1つの音を担当して奏でた『歓喜の歌』。サンタに扮した1000人が奏でるハンドベルの澄んだ音色がうめきた広場に響き渡るのは圧巻で、感動的。特に今回は幼い子どもを連れたファミリーでの参加が多く、3世代に渡っての参加もあり、世代を超えた皆さんに楽しんでいただけたのも嬉しい」と話す。

これからも、ハンドベル(ミュージックベル)の魅力を伝え続ける(中央が熊原幹恵さん)

 「また来年」と声を掛け合った4年前(2019年)の12月。まさか年が明けてコロナ禍がやってくると、誰が思っただろうか。
 あれから4年、熊原さんは今年も声をかけた。「来年も、またここで会いましょうね」。1000人が1つになる素晴らしさを、みんなで共有したい。その一心で新たな1年が始まる。

※イベントで使用されたのは、青銅製の鐘と革製のハンドルが用いられる「イングリッシュ・ハンドベル」ではなく、日本で発祥した真鍮製のベルと樹脂のハンドルでカラフルな色合いの「ミュージックベル」と呼ばれるもの。

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